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駒澤大、最下位に苦杯…「勝つのって難しい」後期未勝利で降格の可能性も

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駒澤大の得点力不足が深刻だ

[11.9 関東L1部第20節 駒澤大0-2東洋大 たつのこ]

 駒澤大が最下位の東洋大に0-2で敗れた。4連敗を喫するなど、後期に入って未だ未勝利と大不振に陥っている。

 攻守の歯車が全くかみ合わない。後期に入ってなかなか得点できない試合が続いていたが、それでも守備陣が踏ん張って何とか引き分けに持ち込む試合を作ってきた。しかしここに来て得点力不足はさらに深刻化。5戦連続無得点に終わると、守備陣も前節の5失点に続く複数失点。昨年準優勝のリベンジに向け意気込んでいたインカレへの出場の可能性はなくなった。

 それどころか降格の可能性まで見えてきてしまっている。現在勝ち点は21の9位。降格となる11位の流通経済大との勝ち点差は5、12位の東洋大との勝ち点差は6と残り2節で逆転を許す可能性が出てきているのだ。

 攻撃の要である10番MF薬真寺孝弥(3年=長崎総科大附高)は「後期は1回も勝っていないので、みんなもうどうしたらいいか分からない状況。前の精度も低いし、失点もするし…。負けて当然、勝つのって改めて難しいなと感じています」と肩を落とす。それでも「来年2部でやるのは絶対に嫌」と強調すると、「気持ちの面で絶対に駒大は負けちゃいけない。最近は失点の場面も軽率なので、まず点を取られないこと意識したい」と早急なチームの立て直しを誓っていた。

          第21節  第22節
8位:専大(23)-14   東洋大  早大
9位:駒大(21)-20   法大   流経大
10位:早大(18)-14  明大   専大
……………………(残留ライン)…………
11位:流経大(17)-14 順大   駒大
12位:東洋大(15)-13 専大   中大

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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