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海外組は板倉のみ合流…U-22日本代表が14名で合宿スタート!! 横内監督代行、負傷者続出も「仕方ない」

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合宿をスタートさせたU-22日本代表

 U-22日本代表は11日、17日に行われるキリンチャレンジカップ2019コロンビア戦(広島)に向けて活動をスタートさせた。負傷の影響などによってメンバーの入れ替えがある中、サウジアラビアで行われたACL決勝第1戦に出場したMF橋岡大樹(浦和)を除く国内組13名に、金曜日(8日)に試合をこなしたDF板倉滉(フローニンゲン)を加えた14名で練習は行われた。

 集合日ということもあって、ランニングとストレッチによる軽めの調整を行い、初日のトレーニングを終えている。今後はMF食野亮太郎(ハーツ)、MF中山雄太(ズウォレ)、MF堂安律(フローニンゲン)、MF菅原由勢(AZ)、FW前田大然(マリティモ)、MF久保建英(マジョルカ)、MF三好康児(アントワープ)と海外組が順次合流していく予定だ。

 森保一監督がA代表を率いる間、チームを任される横内昭展監督代行は、初日のトレーニングを終え「まだ全員そろっているわけではないし、これからだんだん海外組が合流してくる。週末に試合をしている選手もいるし、一人は海外から移動してきたので、今日はコンディションを整えるということで軽めの調整になった」と語った。

 メンバー発表時に「現時点でのU-22代表のベストメンバー」と森保監督が語っていたものの、MF遠藤渓太(横浜FM)、MF田中碧(川崎F)、DF渡辺剛(FC東京)が負傷で不参加に。さらに10月14日行われたU-22ブラジル代表との国際親善試合で退場処分を受けたDF町田浩樹は、国際サッカー連盟(FIFA)から今月7日、同カテゴリーの代表戦における次の国際親善試合に出場できないとの認識が通達されたために招集が見送られた。

 3人の負傷者が出たことに横内監督代行は「こればかりは仕方ない。選手たちは各クラブでしのぎを削り、ポジションを取っている。一つでも上の順位に上げるために、勝利のために全力でリーグ戦を戦っているので、仕方ないと思う」と話す。しかし、五輪本大会でも負傷の影響を受ける可能性もあるため、「チームとしてのクオリティーが下がらないように、パイを増やしていかないといけない」とチームの底上げにも期待を寄せる。

「多くの選手が、この五輪チームを経験しながら高め合い、クラブに戻って、さらに高めて一人ひとりのポテンシャルを大きくしてもらう。それが、最終的にオリンピックのところでチームとして大きくなると思う」

 コロンビア戦は同代表にとって、国内初の強化試合。「今までアウェーの地でこのチームは戦ってきた。環境が変わって難しい面もあったが、今回は問題なくやれる。勝負にこだわり、良い戦いをして勝利をプレゼントしたい」と力を込める。コロンビア戦までの限られた時間の中で準備を進め、最高の状態で試合を迎えたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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