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「GKのポジションは一つしかない」…GK大迫敬介、自信深めるも慢心なし

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U-22日本代表GK大迫敬介(広島)

 A代表を経験した。ブラジルにも勝った。だが、U-22日本代表内で存在感を高めるGK大迫敬介(広島)に慢心はない。「五輪に向けてメンバーが絞られていく中で、本当に大事な時期」と気持ちを引き締め、広島合宿に臨んでいる。

 5月のキリンチャレンジカップに臨むA代表に初招集されると、続くコパ・アメリカに臨むメンバーにも名を連ね、大会初戦のチリ戦でA代表デビュー。コパ・アメリカ後は北中米遠征、ブラジル遠征を行うU-22日本代表に選出され、3-2と勝利したブラジル戦ではゴールマウスを守った。敵地でのブラジル戦の勝利は、「アウェーでブラジルとできる機会はなかなかない。チームとしても、僕個人としてもすごく自信がついたゲームだった」大きな自信となったようだ。

 確かな成長を遂げる20歳。U-22日本代表のGKの中では所属クラブでの経験値も抜けており、同代表の正GKに一番近い位置にいると思われるが、「GKのポジションは一つしかない」と表情を引き締める。「より一層、競争が激しくなってくる。本番でメンバーに入ること、自分がピッチに立つことをイメージしながら、競争に勝つために大事な一日一日だと思って日々取り組んでいきたい」。

 17日にはクラブの本拠地であるエディオンスタジアム広島でコロンビア戦が行われる。ブラジル戦に続いて南米勢との対戦に、「すごく楽しみ」と答えつつ、「次、呼ばれるためには、今回しっかりと良いパフォーマンスを出さないといけない」と意気込む。最高のパフォーマンスを見せ、自身の存在価値を改めて証明したい。

(取材・文 折戸岳彦)
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