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大迫、冨安、堂安まで不在も…森保監督「チーム力を示す良いチャンス」

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前日会見に出席した日本代表の森保一監督

 日本代表森保一監督は13日、カタールW杯アジア2次予選・キルギス戦の前日会見に出席した。MF堂安律やDF冨安健洋といった主力が招集外のため、先発メンバーの変更は避けられないが、「チーム力の層を示す良いチャンスだと思うし、選手たちがそれを示してくれると思う」と意気込みを語った。

 今回の合宿では、10月シリーズを負傷のため欠場したFW大迫勇也に加え、前回の活動中に負傷した冨安、U-22日本代表に招集された堂安ら一部の主力選手が招集されなかった森保ジャパン。これまで起用が流動的となっているボランチの一角を含め、キルギス戦の先発メンバーにはテコ入れが加えられることが想定される。

 それでも、これまでのW杯予選で代役のメドは立っている。10月のモンゴル戦ではFW永井謙佑を1トップで先発起用済。タジキスタン戦ではMF南野拓実が最前線に入り、MF鎌田大地がトップ下に入る布陣もテストした。他のポジションもMF伊東純也、DF植田直通がW杯予選を経験しており、ぶっつけ本番状態は避けられそうだ。

 森保監督も「チーム力が落ちるとは思っていない。ミーティングでチームコンセプトを確認していて、誰が出ても同じコンセプトで戦える」とアピール。「選手が変わるのは今回だけじゃないし、親善試合でもいろんなチャレンジをしてきた。選手たちはチームの戦術を理解して、自分の良さをコンセプトの中で発揮してくれる」と信頼を示した。

 また前日12日のトレーニングをコンディション調整のため欠席したMF橋本拳人(FC東京)については「トレーニングはできる状態だと聞いている」と森保監督。仮にミャンマー戦とタジキスタン戦で先発した橋本が不在となっても、モンゴル戦に出場していたMF遠藤航も控えており、選手不足に頭を悩ませる事態には至らないだろう。

 対戦相手のキルギスに関しては「個のフィジカルがあり、監督が確固たる戦術を持っていて規律を持って戦えるチーム」と評した指揮官。「完全アウェーの中で、非常に厳しい戦いになることを覚悟して臨まなければならない。与えられた時間の中で、選手個々のコンディション、チームとしてのコンディションを少しでも良くして試合に臨みたい」。不在のメンバーを嘆くのではなく、あくまでも普段どおりの心構えで予選4戦目に挑む構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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