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高精度パスで好機生んだU-22日本代表DF瀬古歩夢、手応え得つつ反省も

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U-22日本代表DF瀬古歩夢(C大阪)

[11.14 練習試合 U-22日本代表0-1広島]

 左右両足から正確なパスを供給する。最終ラインから攻撃のリズムを生み出し、決定機も創出したU-22日本代表DF瀬古歩夢(C大阪)は持ち味を発揮。手応えを得た一方で、反省すべき点もあると振り返った。

 3バックの左でスタートした瀬古。序盤から攻撃の組み立てに苦しんだチームの中で、視野の広さを生かした的確なパスで好機を生み出す。前半17分には、「顔を上げた瞬間に動き出してくれた」と最終ライン裏に走り込んだFW小川航基(水戸)を見逃さずにピンポイントのボールを届ける。シュートは惜しくも外れたが、その後も果敢に縦パスを打ち込み、攻撃にリズムをもたらした。

 前半は「縦パスも入ったし、うまくボールを動かしていた」ものの、後半に入ると「相手が前から来たこともあって、動かせなかった」と唇を噛む。また、後半13分にはCKの流れから決勝点を献上したことで、「CK1本、セットプレーでやられたら難しくなる。そういうのは減らしていかないといけない」と反省を口にした。

 今回は追加招集ながらも、北中米遠征、ブラジル遠征を経験。3度目の招集ということで、徐々に自身の持ち味を発揮してきている。17日のキリンチャレンジカップ・U-22コロンビア戦で出場機会をつかめば、「自分の長所を出し、チームに貢献できるようなプレーをしたい」とさらなるアピールに燃える。

(取材・文 折戸岳彦)
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