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連続ゴール“王手”もチーム離脱でストップ…南野「記録にこだわりはない」

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キリンチャレンジ杯には参戦しない日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)

[11.14 W杯アジア2次予選 日本2-0キルギス ドレンオムルザコフ]

 プレーもマインドも男前だ。前半40分、史上初のW杯予選開幕4試合連続ゴールとなるPK弾で先制点を決めたMF南野拓実(ザルツブルク)が取材エリアで何度も繰り返したのは、勝利に貢献できたことへの喜び。「このチームで蹴った初めてのPKで重要なゴールを取れて良かった」と言葉に力を込めた。

 試合開始からしばらくの間、相手の変則的な陣形や凸凹なピッチに苦労した日本代表だったが、次第に慣れを見せていき、時間が進むにつれて南野を中心にチャンスをつくりだしていった。

 すると前半14分には右サイドのクロスに合わせてヘディングシュート。18分にはMF遠藤航の縦パスに抜け出して右足シュート。惜しいシーンが続いた中、ビッグチャンスをつかんだのは41分だった。遠藤の縦パスをMF伊東純也が流し、イーブンボールになったところで素早く足を合わせたのが南野だった。

 GKクトマン・カディルベコフに倒されてPKをゲット。森保ジャパン発足後は初めて務めるPKキッカーだったが、冷静にゴール右へと決めた。

「純也くんをマークしていた相手がボールを追いかけて、こぼれてきたところに反応した。ああいうのはいつも狙っている。ゴール前でのしたたかさは世界に出たときに日本人が差を感じるところでもあるので良かった」。

 これでW杯予選開幕4戦連続ゴールとなり、「カズ」ことFW三浦知良の3試合を抜いて新記録を樹立。また、国際Aマッチ5戦連発は歴代2位の記録となり、かつてMF木村和司氏が打ち立てた6試合連続まであと一つとした。

 ただ、森保一監督は今回、欧州組の疲労を考慮し、一部の選手をキルギス戦終了時に所属チームへ返すスケジュールを組んでいる。そのため新記録への挑戦は途切れることになるが、「またこのチームに呼ばれたときに狙っていけばいい。記録にこだわりはない」ときっぱり言う。

 昨年は森保ジャパンの初陣から親善試合で3戦連続ゴールを挙げて注目された。一年たった今年はW杯予選4戦連続ゴール。しかし「試合に出る限りは自分がやらないとと、責任感を持ってプレーしているけど、誰がゴールをしてもチームが勝つことが優先される」と南野。日本にはプレーもマインドもたくましさを増している背番号9がいる。

(取材・文 矢内由美子)
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