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中国代表のリッピ監督、試合後の会見で辞任表明

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マルチェロ・リッピ監督が辞任へ

 中国代表を率いるマルチェロ・リッピ監督(71)が、試合後の会見で辞任を表明した。米『ESPN』など複数メディアが報じている。

 中国は14日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でシリア代表と対戦。一時は同点に追いついたものの、後半31分のDFチャン・リンペンのオウンゴールが決勝点となってしまい、1-2で敗れた。この結果、2試合未勝利となった2位中国は、首位シリアとの勝ち点差が『5』に広がった。

 2次予選は、各組1位のチームと各組2位のうち成績上位4チームの計12チームが最終予選に進出するため、中国にも突破の可能性が残されているが、試合終了後の会見でリッピ監督は「私は高額な給料を受け取っている。すべての責任は私にある。中国代表の監督を辞任する」と語ったという。

 母国イタリアで数多くのクラブを指揮してきたリッピ監督は、ユベントスでUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝や5度のセリエA制覇を果たすなど多くのタイトルを獲得。2006年のドイツW杯ではイタリア代表と優勝に導いた。2012年5月から広州恒大で監督を務め、中国スーパーリーグ3連覇のほか、2013年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制した。

 2016年10月には中国代表の監督に就任し、今年1月に行われたアジアカップ終了後に一度は退任したが、後任のファビオ・カンナバーロ氏が3月に辞任したことを受け、5月に復帰していた。

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