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「やっと一人前のフットボーラーになれた気分」宮市亮が語る充実感と取り組むべき課題

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充実したシーズンを過ごす宮市亮

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は、ゴールに絡むプレーを増やす必要性を感じている。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』で語った。

 宮市は今シーズンのリーグ戦13試合すべてに出場し、右サイドバックや右ウィングバックで起用された3試合を除き、主に右ウィングといった攻撃的なポジションでプレー。そんななか、1ゴール3アシストを記録してきているが、「もっとアシストして、ゴールを決めなければいけません」とその成績を物足りなく感じているという。

 チームは直近のリーグ戦6試合は3分け2敗と勝ち切れず。宮市が特に気になっているのは今月2日に行われた第12節カールスルーエ戦の終盤、2-0でリードしていた状況で外してしまった決定機のようだ。「問題は、シンプルにシュートしたオスナブリュック戦と違って考えすぎたこと。もっと良い判断をしなければいけないです」と反省している。

 今年4月に就任したヨス・ルフカイ監督の下でのサッカーについては「数年前に比べてより良いサッカーをしていると思います」と手応えを示すも、「ですが、前線においてはもっと上手くやらなければいけません」とチームの課題に言及した。

 一方で、アーセナルからザンクト・パウリに渡ってからひざの十字じん帯の断裂など度重なる重傷を経験してきた宮市だが、今シーズンの自身の状態には「やっと一人前のフットボーラーになれた気分です」と満足。
 以前の苦悩については「2~3年間、リハビリ生活やジムで過ごす時期が続きました。ザンクト・パウリに来る前からたくさんのケガを経験していました」と振り返ると、「だから毎日トレーニングに行けることを幸せに思っています」と笑顔を浮かべている。

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