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大一番で“山の神”現わる! 4位山形、FW山岸の後半ハットトリックで山口に0-2から逆転勝利

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山形が3-2で逆転勝利

[11.16 J2第41節 山口2-3山形 みらスタ]

 J2第41節が16日に行われ、4位モンテディオ山形はアウェーで14位レノファ山口FCと対戦し、3-2で逆転勝利を飾った。前半29分に山口の19歳FW宮代大聖、同42分にDF石田崚真に得点を許したが、後半9分、同28分、同32分にFW山岸祐也が決めてハットトリックを達成。負ければ他会場の結果次第でJ1参入プレーオフ圏内から転落する可能性もあった中、3試合ぶりの白星で連敗を2でストップした。

 今季ホーム最終戦となる山口は前節から3人の先発メンバーをチェンジ。最前線には2試合ぶりのスタメン復帰となる宮代が起用された。対する山形は前節から2人を変更。DF松本怜大が3試合ぶり、山岸が2試合ぶりにスタートからピッチに立った。

 立ち上がりはボールを握る山口がゴールに迫ったが、山形も徐々にサイド攻撃から中央のFW大槻周平に合わせる形でチャンスを作り始める。前半26分には右サイドのMF中村駿のFKからゴール前で混戦となるが、押し込むことはできない。すると山口が前半29分にスコアを動かした。

 左サイドのDF川井歩が中央へパスを出し、受けた宮代がFW山下敬大とのワンツーからPA内左に進入。右足のシュートはGK櫛引政敏に左足で触られたものの、跳ね上がったボールがクロスバーの下を叩いてゴールに吸い込まれる。7月に川崎Fから期限付き移籍した宮代は、7試合ぶりとなる今季2点目を記録した。

 山口の攻勢は続く。前半42分にはPA手前左のMF池上丈二がキープから右足を一閃。ゴール右を突いた無回転シュートはGK櫛引に弾き出されるが、こぼれ球を石田がプッシュし、14戦ぶりとなる今季2得点目をマークした。

 山形は後半開始から大槻に代えてMF井出遥也を投入。山岸が大槻のいた1トップにポジションを上げ、井出はシャドーに入った。反撃を試みる中、後半9分に坂元が右サイドで相手と入れ替わり、山岸に絶妙なスルーパス。山岸はGK吉満大介との1対1から右足で流し込み、1-2とした。

 続けて後半28分、右サイドの坂元がPA手前左へ走る山岸にピタリと届けるロングパス。山岸からボールを受けた井出のシュートはGK吉満に止められるが、こぼれ球をPA内中央の山岸が右足で押し込み、同点弾を奪った。

 後半32分には中村のサイドチェンジのパスをPA右角付近でMF柳貴博が受け、右足で低い弾道のクロスを送る。フリーの山岸がPA内やや左から右足でゴール右に沈め、ハットトリックとなる逆転ゴール。山岸の今季8得点目が決勝弾となり、山形が3-2で劇的な勝利をつかんだ。

 一方、山口は後半41分にJリーグデビューとなる2種登録の16歳FW河野孝汰を起用したが、追いつけずに3連敗。ホームでの今季ラストゲームを飾れなかった。

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