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何の巡り合わせか…岐阜のJ3降格決定、“始まり”の甲府に引導を渡される

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岐阜のJ3降格が決定

[11.16 J2第41節 岐阜1-3甲府 長良川]

 J2第41節が16日に開催され、7位ヴァンフォーレ甲府は敵地で22位FC岐阜に3-1で勝利した。後半11分にFWピーター・ウタカのゴールで先制し、同19分にミスから岐阜のFW川西翔太に同点弾を献上したが、同22分に再びウタカ、同33分にFW金園英学が決めて勝ち越しに成功。敗れた岐阜は最下位が確定し、クラブ史上初のJ3降格となった。

 岐阜は前節・新潟戦(●0-2)の黒星で3連敗を喫し、残留圏内となる20位以上の可能性が消滅。J2ライセンスを持たないJ3・2位藤枝の成績次第で残留の可能性がある21位栃木との勝ち点差も、残り2試合で3から4に開いた。

 この試合で負ければ自動的に、勝っても栃木の結果次第で降格が決まる崖っぷちの中、J1参入プレーオフ進出を目指す甲府に攻め込まれる時間が続く。

 前半は辛うじて無失点で切り抜けたものの、後半11分に均衡が破れた。甲府のウタカがFWアラーノのパスを受けてPA内中央に進入すると、GKやDFともつれながらも、巧みな身のこなしから左足でシュート。これが決まり、互いに欲しかった先制点は甲府が手にした。

 追い込まれた岐阜だったが、後半19分に思わぬ形で同点ゴールが生まれる。甲府のDF新井涼平からGK河田晃兵へのパスを川西が読んでカット。河田との1対1から右足で蹴り込み、今季8得点目で1-1とした。

 しかし、岐阜の勢いは長く続かない。後半22分、PA内中央でこぼれ球を拾ったFW曽根田穣が前にパスを出し、受けたウタカがゴールエリア左での反転から左足で決める。ウタカの今季20ゴール目により、甲府が再びリードを奪った。

 後半33分にはPA内右の曽根田が浮き球のパスを送り、途中出場の金園が胸トラップから右足でボレー。ゴール左に吸い込まれ、今季6点目で3-1とする。そのまま逃げ切った甲府が3連勝で暫定5位に浮上した。

 2008年にJ2参入を果たした岐阜はクラブ史上初の降格。くしくも2008年のJ2開幕戦で対戦(△1-1)した甲府に引導を渡される形となった。

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