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熾烈な2位争いに「硬さがあった」3位大宮、自力の自動昇格は消滅も

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J1自動昇格圏の2位争いは最終節にもつれ込んだ

[11.16 J2第41節 大宮1-1新潟 NACK]

 J1自動昇格圏の2位を争う大一番だったが、大宮アルディージャはホーム最終節を白星で飾ることはできなかった。今節、柏レイソルのJ2優勝とJ1復帰が決定。2位横浜FCと3位大宮がもうひとつの席を争い、勝ち点2差で最終節を迎えることになった。

 前節を終えて両チームは勝ち点「73」で並んだが、得失点差で上回った横浜FCが2位につけていた。大一番の今節、勝利をおさめた横浜FCは勝ち点を「76」に伸ばし、一方の大宮は痛恨のドローで「74」。大宮は自力の自動昇格が消滅し、横浜FCは最終節で勝利すれば2位が確定し、J1に復帰する。

 セレモニーを終え、会見に出席した高木琢也監督は苦しんだ試合を振り返った。

「要因として考えられるのは2つあります。1つは精神的な面、2つ目はそこから起こるプレーの硬さがあったと感じました。付け加えると、切り替えのところで出ていくパワーとディフェンスに入った時のボールへの密集が足りなかった」(高木監督)

 ペースを握った前半は前線からプレッシャーをかけてチャンスを創出したが、得点を奪えずに0-0で折り返した。後半17分に失点すると、選手を入れ替えて布陣を3-4-2-1から4-4-2に変更。FW大前元紀のPK弾で後半43分に追い付いたが、反撃が遅かった。

 自力の2位滑り込みは消滅したものの、横浜FCの結果次第では、最終節で金沢に勝利すれば自動昇格の可能性は残っている。ヒリヒリとした戦いが続くが、DF三門雄大は「こういう状況でできるのが楽しくてしょうがないくらいの気持ちを持てばいい」と姿勢を強調。「金沢には勝つしかないし、勝ちたい。情けないゲームにはしたくない」と最終節への意気込みを語った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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