beacon

[MOM3059]熊本国府MF高原大騎(3年)_兄世代のチャンピオンTシャツ、3年越しのお披露目

このエントリーをはてなブックマークに追加

チャンピオンTシャツを着て大はしゃぎの熊本国府イレブン。10番が高原大騎

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.16 高校選手権熊本県予選決勝 大津0-1熊本国府 水前寺]

 歓喜の熊本国府高イレブンが記念撮影のために身にまとったTシャツには、『CHAMPIONS 2016』と記されていた。

 文字通り、本来は2016年に着るために作られたもの。同年は新人戦、総体予選と県内2冠を達成。最後に選手権出場を決めたときに着ようと用意したものだった。ただ決勝でルーテル学院高に敗れたことで、日の目を見ることはなかった。

 当時のチームを主将としてけん引していたのが、FW高原悠太だった。そしてその弟、MF高原大騎(3年)が主将となって、兄世代の雪辱を果たした。

 開始4分の電光石火の先制劇。FW毎床玲音(2年)のシュートのこぼれ球に高原はしっかりと反応。右足にしっかりと乗せたシュートでゴールネットを揺らした。

「立ち上がりに集中しながら勢いよく行こうというのはミーティングで言っていたので、とても良かったです」

 その後の大津の猛攻は「想像以上だった」と振り返ったが、「最後なので、悔いを残さないように、全員で勝ちに行こうと話していた」と話した通り、チーム全員が最後まで体を張り続け、勝利をつかみ取った。

「みんな楽しみにしているけど、全国に出るだけじゃダメ。いかに勝てるかというところが勝負になる。国分らしいサッカーをして勝ちたいと思います」

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

TOP