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“本拠地”での2失点を悔やむ大迫敬介「あれを止めてこそキーパー」

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ゴールを守るGK大迫敬介

[11.17 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 0-2 U-22コロンビア代表 Eスタ]

 普段プレーする“本拠地”での代表戦は厳しい結果に終わった。U-22日本代表GK大迫敬介(広島)は「結果として負けてしまったことは悔しいし、これだけ見に来てくれたお客さんに勝ったところを見せたかった」と唇を噛んだ。

 東京五輪世代のU-22日本代表として国内で初めて行う強化試合。その舞台が広島のホームスタジアムであるエディオンスタジアム広島だった。この日の観衆は2万6019人。しかし、結果は0-2の零封負けで、試合内容も乏しく、「もっと戦う姿勢を見せたかった」と悔やんだ。

 前半40分には味方のクリアがチームメイトに当たって跳ね返り、あわやオウンゴールというピンチもあった。しかし、ここは精一杯体を伸ばし、ポストに激突しながらもかき出した。「かぶってボールは見えていなかったけど、体がうまく反応してくれた」というファインプレーだった。

 前半は0-0で折り返したが、後半立ち上がりの3分、相手の左サイドからのクロスにDF立田悠悟が競ったこぼれ球をFWルイス・サンドバルに拾われ、シュートを打たれた。大迫は体に当てながらもボールは転々とゴールマウスへ。嫌な時間帯に先制されると、チームが気落ちしたところで後半14分に追加点を許した。

 大迫は1失点目のシーンについて「相手と駆け引きしながら我慢して対応できたところまでは良かったけど、あれを止めてこそキーパーだし、ああいうところを防ぎたい」と悔しさを隠さない。「前半はうまく耐えて折り返せた。後半は流れが来るんじゃないかと思っていたけど、早い時間に失点してしまった。そこは集中しないといけないし、前半のように耐える試合にしないといけなかった」と反省した。

(取材・文 西山紘平)
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