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U-22代表を他山の石とする原口元気「初めましてでサッカーをやるのは難しい」

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練習で汗を流すMF原口元気

 日本代表初招集4人を含む国内組9人が新たに合流し、フレッシュな陣容で19日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(パナスタ)に臨む。14日のW杯アジア2次予選・キルギス戦(○2-0)後に海外組9人が離脱する中、MF原口元気(ハノーファー)ら7人の海外組はチームと一緒に帰国。大阪合宿初日となった前日16日は原口を含むキルギス戦先発組は宿舎で別調整だったが、この日から全体練習に復帰した。

「いつもより大人しい感じの雰囲気。慣れていない選手もいる。2日間だけど、しっかり話して、コミュニケーションを取っていきたい」。“新チーム”の印象をそう語った28歳は「プレーでもそうだけど、たくさん話さないと、初めましてでサッカーをやるのは難しい」とも指摘。練習前に広島で行われたU-22日本代表対U-22コロンビア代表の試合を見て、その思いはさらに強まった。

 A代表の常連となってきたMF堂安律、MF久保建英らが今回はU-22日本代表に専念。特に堂安は森保一監督が率いる同代表への合流は今回が初めてだった。A代表選手が加わり、期待値も高かったU-22日本代表だが、チームとしての連動性を欠き、コロンビアに0-2の零封負け。原口は「U-22を見ていても、タケ(久保)とか(堂安)律とかがいきなり行っても難しさはあった」と擁護した。

 メンバーが様変わりしたA代表でも、五輪代表を他山の石としなければならない。「普段出ていない選手にもチャンスがあると思うし、初めてやる組み合わせもあると思う。チームを底上げするには大事な試合。大切にしないといけない」。ベネズエラ戦をそう位置付けると、直接FKを決めたキルギス戦に続いて自分自身のアピールも誓う。「ここでもう一回いいパフォーマンスを見せることがポジション争いを考えたときに大事になる。ポジション争いに勝っていきたい気持ちはあるし、また得点に絡んでいけたら」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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