今夏に現役生活から引退を表明した元オランダ代表FWアリエン・ロッベン氏は、今後しばらくはプロサッカーの舞台に戻らないようだ。ドイツ紙『ビルト・アム・ゾンターク』で明かしている。

　15日に行われた年次総会でウリ・ヘーネス氏がバイエルン会長として最後のスピーチをした際に、ロッベン氏は現フィオレンティーナの元フランス代表MFフランク・リベリとともにサプライズ登場。カール・ハインツ・ルンメニゲCEOは、そのロッベン氏について現在ミュンヘン市南西のグリューンワルト地区でFユース(U-8チームに相当)の監督を務めていることを明かした。

　以前、『スカイ』のインタビューで「今のところ、すぐにまたサッカービジネスに戻り、トップレベルでのコーチになろうとは思っていない。敢えてサッカー界から距離を置きたいと考えている」と述べていたロッベン氏。「今7歳の息子を指導するつもりだよ。単純に子供たちと少し楽しみたいんだ」とも語っていた。

　そんな同氏だが、『ビルト・アム・ゾンターク』の取材に「子供たちとの仕事を楽しんでいるよ」と報告。「トレーニングは週2で、週末には試合もある」と7歳の次男、カイくんが所属するTSVグリューンワルトのU-8チームでコーチ業を営んでいることを明かした。

　またルンメニゲCEOは年次総会でのスピーチでロッベン氏に「もしかして、もう少し経験を集めたら監督としてバイエルンに戻ってきてくれるかもしれないね」と冗談を交えながら“オファー”。数年後に、実際にバイエルンを率いる可能性はあるのだろうか。

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