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母校・興國の全国出場も刺激に…A代表初招集の古橋亨梧「思い切りやりたい」

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FW古橋亨梧は母校・興國へエールを送った

 母校の活躍も刺激になっている。日本代表に初招集されたMF古橋亨梧(神戸)は興國高(大阪)出身で、中央大を経て17年に岐阜に入団。プロ2年目の昨年8月に神戸へ完全移籍した。

 母校の興國は全国高校サッカー選手権の大阪府予選を制し、初の全国大会出場を決めた。阪南大高との決勝が行われた16日は奇しくも古橋のA代表合流日。「(試合を)見ることはできなかったけど、結果を見て2-0で勝っていてうれしかった」。近年はコンスタントにJリーガーを輩出しているが、全国の壁は厚かった。「なかなか優勝することができなかった。全国では思い切って自分たちのプレーをして優勝してほしい」とエールを送った。

 自分自身も新たな挑戦の真っ只中にいる。初めての代表合宿は「最初は緊張したけど、みんなうまいし、やっていて楽しい」と刺激の毎日だ。19日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(パナスタ)はベンチスタートが濃厚だが、「サイドで出ることが多くなると思うけど、自分の持ち味をどんどん出していければ」と意気込む。

「(クラブと)ポジションは違えど、攻撃の選手は結果が求められる。そこは変わらないと思うので、ゴールに向かう姿勢を出していかないといけない」。狙うはデビュー戦ゴール。所属クラブではMFアンドレス・イニエスタやFWダビド・ビジャら世界的な選手と切磋琢磨する24歳は「ピッチに立てれば、何分かは分からないけど、楽しんでやって、チームが勝てるように思い切りやりたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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