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“ハイプレス集団”の挑戦…創部51年目の愛工大名電が選手権初出場!「全国でも真っ向勝負を」

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意気込みを語る愛工大名電・鈴木郁人主将(写真協力=高校サッカー年鑑)

 創部51年目の愛工大名電高(愛知)サッカー部が選手権初出場を決めた。「日本一のハイプレス」を志向する愛工大名電は凄まじい運動量で畳み掛ける攻撃が圧巻。前線から連動してプレッシャーをかけてボールを奪い、縦に素早くゴールに迫るスタイルで難敵を打ち破り、愛知県を制した。

 16日に行われた決勝戦では新人戦王者・岡崎城西高と対戦した。宮口典久監督は「暴れてこい」と選手を送り出すと、前半だけで4ゴールと圧倒。そのまま4-2で逃げ切り、初の戴冠を成し遂げた。翌17日をオフにし、きょう18日が東京都内開催の組み合わせ抽選会。「(優勝してから)生徒たちに会っていないんですよ。今日、学校は大変なことになっていると思う」と笑った。

 同校史上初めて抽選会に出席した鈴木郁人主将は「愛工大明電らしいサッカーを全国大会でも見せたい」と宣言。昨夏に取り入れ、磨き上げてきたハイプレスを全国で披露し、名電サッカー部の名を轟かせる。

 12月31日の初戦は福岡県代表が相手となり、同県の決勝が行われる12月4日に出場校が決定する。宮口監督は「どこが相手でも全国大会の真剣勝負は面白い。あいつらもワクワクしてると思います」と開幕を待ち詫びた。走り負けない“ハイプレス集団”が令和最初の選手権にインパクトを残す。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2019

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