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「バッジョのプレーはまるでポエム。指導は散歩のようだった」マッツォーネ氏が回想

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ロベルト・バッジョ氏のプレーはまるでポエム?

 元指揮官のカルロ・マッツォーネ氏が17日、自身のインスタグラムを更新し、教え子のロベルト・バッジョ氏とのエピソードを明かした。

 ペルージャで元日本代表MFの中田英寿氏を指導したことでも知られる82歳のマッツォーネ氏は、SNSを更新すると、ブレシア時代に指導した元イタリア代表バッジョ氏について言及。2000年夏のブレシア移籍の舞台裏を明かしている。

「ある日、新聞を開くと、レッジーナがバッジョと交渉しているというニュースを読んだ。そこで私は、ロベルトの友人であるチェーザレ・メドーリに電話し、『頼みたいことがある。彼に連絡して、私と話をさせてくれ』と頼んだ。バッジョは報道を認めていたが、家族と離れることを懸念し、納得していないようだった。

 そこで私はチャンスと見るや、『ブレシアでプレーしてみないか?』と提案してみた。ロベルトは『それもいいね』と答えてくれた。私は車に乗り込むと、(ルイジ)コリオーニ会長の下へ向かい、『バッジョをブレシアに連れて来よう』と持ち掛けた。すると一瞬考え込んだ会長は、『バッジョか、ちょうど良いタイミングだ』と答えたんだ」

 続いてマッツォーネ氏は、ブレシアでのバッジョ氏との思い出を振り返った。

「ロベルトは長年、ひざのケガに苦しんでいたが、ケアを施していた。理学療法などを受けるために練習開始1時間前にやって来てピッチを後にするのは最後だった。ミニゲームが始まると、彼はまるでポエムのようだったよ。私のキャリアにおいてバッジョは何を意味するか?彼は私のキャリアの最後を美しく飾ってくれた。私は幸運な指揮官だ。彼と最高の経験をともにすることができたよ」

「彼の指導は難しかったか?ロビーを指導するのは、散歩するようなものだった。寡黙で、礼儀正しく、謙虚で、自身の偉大さを自ら強調するようなことは決してしなかった。彼は日曜日に勝利をもたらしてくれる友人だった。バッジョはイタリア史上最も偉大な選手の1人だが、それ以上に人間として偉大だった」

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