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デ・ブルイネがEURO2020を「ヤラセ」と痛烈非難「フットボールはビジネスになってしまった」

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 ベルギー代表ケビン・デ・ブライネは、来夏に開幕するEURO2020を酷評している。

 2018年ワールドカップで同国史上最高となる3位に入ったベルギーは、EURO2020予選でも10戦全勝と圧倒的な強さを誇示して本戦出場を決めた。デ・ブライネをはじめ、エデン・アザール、ロメル・ルカクらを擁する“ゴールデン・ジェネレーション”と評価される同国は、もちろん来夏の本大会でも優勝候補の1つと考えられている。

 EURO2020は通常の1か国や共同開催とは異なり、ヨーロッパ全域の12都市で開催されることがすでに発表されており、11月30日に抽選会が予定されている。ポット1に入ったベルギーだが、さまざまな事情により、ロシアとデンマークとともにグループBに入ることがすでに確定している模様だ。

 これに対して、デ・ブライネは6-1で勝利した19日のキプロス戦の後にベルギー『VTM Nieuws』で大会への非難を展開。「恥ずべきことだ。僕にとってはヤラセの大会のように感じる」と憤りをあらわにした。

 さらに、主催する欧州サッカー連盟(UEFA)の運営方針にも疑問を呈し、「フットボールはますますビジネスのようになってしまった」と辛辣な言葉を並べている。

 EURO2020本戦のグループAからFまでの試合会場はすでに決定し、グループBはロシアのサンクトペテルブルグとデンマークのコペンハーゲンが舞台となる。ベルギーとウクライナを除くポット1のドイツ、スペイン、イタリア、イングランドには開催都市があるため、2カ国のどちらかがグループBに入ることに。しかし、政情不安のあるウクライナとロシアの同組は避けられるため、必然的にベルギーがグループBに入ることになるようだ。

 なお、ベルギーはEURO2020予選でもロシアとホーム&アウェイで対戦しており、それぞれ3-1、4-1で勝利している。

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