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トッテナムのモウリーニョ招へいに…著名記者は疑問「成功は低下し、残す修羅場が増えてきた」

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 新指揮官にジョゼ・モウリーニョ氏を招へいしたトッテナムだが、現地記者の間ではその決断に疑問の声が上がっているようだ。

 19日に突然マウリシオ・ポチェッティーノ前監督の解任を発表したトッテナム。なかなか上位に食い込めなかったチームを2015-16シーズンから4シーズン連続でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内のトップ4に導くなど、近年の成功を支えたアルゼンチン人指揮官に別れを告げた。

 そして翌朝には、モウリーニョ新監督就任を発表。ポルトガル人指揮官とは2022-23シーズン終了までの契約を結んでいる。

 しかし、この決断に疑問を持つ記者も多いようだ。

 イギリスで最も著名な記者の1人であるマイケル・コックス氏は、「そうだ、モウリーニョはタイトルを獲得してきた。だが彼の直近4つの仕事ぶり(インテル、レアル・マドリー、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド)を見ると、成功は毎回低下していっている。その一方で、彼が残す修羅場は毎回増えている。それは望むようなパターンではない」とSNSに綴っている。

 またヘンリー・ウィンター記者は、「フラッシュ崩れ(※ポーカー)ではない。彼はそれらを整理することになるだろう。だが、彼がポチェッティーノよりも移籍予算を与えられ、謙虚さを見つけ、過去のユーモアと魅力を再発見し、トッテナムの伝統に従ってプレーしなければ、おかしなものに見える」とし、タイトルを獲得し続けた時代のような手腕を発揮しつつ、クラブに適応する必要があるとしている。

 ポルトでCL制覇を成し遂げ、2004年~2007年のチェルシー第1次政権ではプレミアリーグ連覇を達成し、その後インテルではイタリア勢初となる3冠に導いたモウリーニョ監督。その後もレアル・マドリーではリーガ制覇、復帰したチェルシーでもリーグ制覇、マンチェスター・ユナイテッドではヨーロッパリーグやリーグ・カップ優勝も経験している。

 しかし、近年では3シーズンもたずに解任されるケースが増えてきており、さらに去るクラブに大きな問題を残すことも指摘されている。それらの状況を見て、著名記者たちは疑問の残る決断だと考えているようだ。

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