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仲川輝人また決めた! 横浜FM、15年ぶりリーグ制覇へ首位浮上! 敗れた松本はJ1残留へ崖っぷち

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FW仲川輝人の開始2分弾が横浜FMの決勝点に

[11.23 J1第32節 松本0-1横浜FM サンアル]

 J1リーグは23日、第32節を各地で行い、2位の横浜F・マリノスと17位の松本山雅FCが対戦した。かたや自力優勝の可能性を残し、かたやJ2降格が近づくチームによる重要な一戦。FW仲川輝人の2試合連続ゴールで1-0で勝利した横浜FMが単独首位に立ち、敗れた松本は次節敗れればJ2降格が決まるという崖っぷちの状況となった。

 国際Aマッチウィークによる中断期間が明け、2週間ぶりとなるリーグ戦。ホームの松本は前節の鳥栖戦(●0-1)から先発2人を入れ替え、MF田中隼磨とFW阪野豊史が新たに入った。横浜FMは札幌戦(○4-2)と同じ11人を並べ、直近7勝1分の好調を牽引する中心メンバーに託した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は前半早々に動いた。2分、DF松原健のパスを受けた仲川が右サイドを駆け上がり、寄せてくる相手の守備陣を次々にかわしながらカットイン。シュートフェイントでMF岩上祐三のスライディングを誘うと、最後はコントロールした左足シュートをファーポスト脇に流し込み、仲川の日本人最多となる今季14点目で横浜FMが先制した。

 その後は3-3-2-2でミドルゾーンに構える松本が横浜FMの攻撃を許さず、試合は拮抗した展開に。それでも前半17分、右サイドで嫌らしい位置取りをする松原から仲川にスルーパスが通り、クロスはDF飯田真輝がカバーしたが、こぼれ球を拾った仲川が左足シュート。1点目と同じような形だったが、今度は惜しくも左に外れた。

 なかなか攻撃に出られない松本は前半22分、FW永井龍のポストプレーから阪野が右サイドに展開し、田中が抜け出すも、飛び出したGK朴一圭が交錯しながらカバー成功。38分、松本はようやく岩上が左足ミドルでファーストシュートを放ったが、これも朴の正面に飛んで前半を終えた。

 後半は松本がボールを保持する形でスタート。ところが6分、DF橋内優也のパスミスを奪ったFWマテウスがGK守田達弥を襲うシュートが見られるなど、横浜FMのほうが試合を優位に進める。10分にはDFティーラトンのスルーパスにMF喜田拓也が3列目から抜け出し、惜しい左足シュートを放った。

 松本は後半11分、岩上の左CKから永井と阪野が立て続けにヘディングで飛び込んだが、朴とDF畠中槙之輔が連続でクリア。対する横浜FMは19分、MF扇原貴宏のミドルシュートがクロスバーに当たり、跳ね返りに仲川が詰めたが、惜しくもゴールに押し込むことはできなかった。

 横浜FMは後半21分、マテウスに代わってFW遠藤渓太を入れると、松本は22分に阪野を下げて公式戦初出場となる秘密兵器FWイズマ、33分にMF藤田息吹を下げてMFパウリーニョを投入し、システムを4-4-2に変えて終盤の攻勢に望みをかける。しかし、献身的な姿勢を失わない横浜FMは最後まで崩れず、1-0のまま試合を締めた。

 同時刻キックオフの他会場では首位のFC東京が16位の湘南ベルマーレに1-1で引き分けため、横浜FMが勝ち点で1ポイント上回って単独首位を浮上。残り2試合を2連勝すれば15年ぶりのリーグ制覇が決まる状況になった。一方、松本は湘南との勝ち点差が2ポイント差に開き、J1残留に向けて苦しい立場となった。

(取材・文 竹内達也)
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