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出れば4戦連発! 横浜FM仲川の「誰が行くか迷う」ドリブル弾炸裂

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開始2分の決勝ゴールを決めた横浜F・マリノスFW仲川輝人

[11.23 J1第32節 松本0-1横浜FM サンアル]

 得点ランキング2位タイ、日本人トップの14ゴール目が横浜F・マリノスを首位に導いた。FW仲川輝人は開始2分での決勝弾を「自分たちは最近早い時間帯で取れていたのでシュートで終わろうと思った」と振り返った。

 前節の札幌戦(○4-2)に続いて2試合連発。肉離れにより負傷欠場した1試合を挟んで4戦連続となるゴールは自慢のドリブル突破から生まれた。前半2分、右サイドでボールを受けると、追いすがるMF杉本太郎、MF高橋諒を次々にかわしてMF岩上祐三のスライディングミスを誘発。最後は左足シュートでGK守田達弥のファー脇を破った。

「自分が中に入った時、マルコスはマルコスで動き出してくれていたし、相手が迷ったというのはあった」。試合後、まずはトップ下のMFマルコス・ジュニオールの動きを称えた背番号23は次のようにドリブルの狙いを語った。

「松本はディフェンスの人数は多いけど、人数が多い時は誰が行くかはっきりしないこともある。横にドリブルすれば誰が行くか迷うというのがあるので、それをやった結果。うまく横に相手をかわしていけた」。持ち味の加速力だけでなく、冷静なコース取りも光ったゴールだった。

 前述のように第29節湘南戦で右太もも裏を負傷したことで、第30節を今季初めて欠場。アンジェ・ポステコグルー監督は「100%の状態ではない」と気づかいつつも、「昨季に続いて良いフォームで試合に入ってくれている」というウインガーを絶大な信頼のもとで起用し続けている形だ。

 もっとも、仲川自身は「100%に近いコンディションにするようにケアをしているし、メディカルとコミュニケーション取っている」と万全を強調する。「相手どうこうより自分たちが残り試合で勝つことだけ」。首位で迎える残り2試合、量産体制が続く27歳は目の前の一戦にフォーカスし、名門クラブに15年ぶりのタイトルをもたらす構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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