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[関東]順天堂大がインカレ出場権逃す…早大が1部残留、東洋大“奇跡の残留”はならず:第22節

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インカレ出場権を逃して泣き崩れる順天堂大イレブン

 JR東日本カップ第93回関東大学サッカーリーグ1部の第22節が23日に行われた。

 前節で流通経済大の2部降格が決定したことで、残り1つの残留枠は勝ち点21の早稲田大と同18の東洋大の争いに。得失点差では東洋大が上回っているため、最終節で東洋大が勝利し、早稲田大が敗れれば順位が入れ替わることになっていた。

 同時キックオフとなった最終節だが、東洋大は中央大と対戦。勝つしかない東洋大は前半20分にMF松崎快が混戦を追い込んで先制。しかし同40分に同点弾を浴びると、後半43分に逆転弾を献上。崖っぷちからの3連勝と驚異的な粘りをみせていた東洋大だが、最後に力尽きた。

 引き分け以上で残留を決めることが出来た早大は、専修大に3-0で快勝。優勝後年に降格するという負のジンクスと戦ったシーズンでもあったが、最終的には連勝で締め、8位で戦いを終えた。

 6位までに与えられる大学選手権(インカレ)への出場権争いは、4位から7位までの4チームが勝ち点2差で最終節を迎えていた。

 4位の法政大は大量失点して負ける以外はインカレ圏内を確保することになっていたが、立正大に1-0で勝利。勝ち点を35に伸ばして、4位をキープした。

 残り3チームは勝ち点1差で迎えていたが、同勝ち点の5位筑波大と6位順天堂大が直接対決。両チームとも、勝ち点1差で追っている中大の結果を気にしながらの試合となったが、得失点差で上回る筑波大は引き分け以上でもインカレ出場圏内にとどまるため、比較的優位な立場で試合に臨んでいた。

 結果は互いに譲らずスコアレスドロー。中大が後半43分の劇的弾によって逆転勝ちを飾ったために、勝ち点は33。勝ち点1ずつを積み上げて同32ずつの両チームを上回り、5位でインカレ出場権を獲得した。そして6位の筑波大。順大が7位でインカレ出場権を逃すことになった。

 なお2部リーグでは慶應義塾大が11年ぶり7回目となるリーグ優勝を達成。国士舘大とともに来季は1部に昇格する。一方で都県リーグへの降格は東海大東京学芸大に決まっている。

 24日には今季リーグ最終戦の明治大桐蔭横浜大の試合が味の素フィールド西が丘で行われる。試合は12時キックオフ。得点ランキングトップの立正大FW人見拓哉に得点がなかったことで、1差で追う明大FW佐藤亮に得点が生まれるかに注目が集まる。同試合のあと、表彰式が実施される。

【第22節】
(11月23日)
[中央大多摩キャンパスサッカー場]
中央大 2-1 東洋大
[中]高窪健人(40分)、大久保智明(88分)
[東]松崎快(20分)

[味の素フィールド西が丘]
立正大 0-1 法政大
[法]大西遼太郎(73分)

[早稲田大東伏見サッカー場]
専修大 0-3 早稲田大
[早]加藤拓己(36分)、栗島健太(79分)、金田拓海(84分)

[柏の葉公園総合競技場]
順天堂大 0-0 筑波大

[龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド]
駒澤大 0-3 流通経済大
[流]巖晃誓(51分)、村越健太2(62分、86分)

(11月24日)
[味の素フィールド西が丘]
明治大 12:00 桐蔭横浜大


1 明治大 (55)+34
2 桐蔭横浜大 (41)+14
3 立正大 (36)+16
4 法政大 (35)+8
5 中央大 (33)-1
6 筑波大 (32)+6
7 順天堂大 (32)-3
8 早稲田大 (24)-10
9 駒澤大 (24)-21
10 専修大 (23)-18
▼11 流通経済大 (20)-12
▼12 東洋大 (18)-13
※明治大と桐蔭横浜大は1試合未消化

インカレ出場
関東第1代表 明治大(11年連続19回目)
関東第2代表 桐蔭横浜大(初出場)
関東第3代表 立正大(初出場)
関東第4代表 法政大(4年連続31回目)
関東第5代表 中央大(7年ぶり35回目)
関東第6代表 筑波大(4年連続38回目)

●第93回関東大学L特集

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