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アジア王者奪還ならず…浦和・大槻監督は選手に感謝「私が引き出してあげられなかった」

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うつむく浦和の大槻毅監督

[11.24 ACL決勝第2戦 浦和0-2アルヒラル 埼玉]

 2年ぶりのアジア王座奪還は果たせなかった。敵地での第1戦を0-1で落とし、ホームでの第2戦を迎えた浦和レッズ大槻毅監督は「1戦目のビハインドを返そうということで試合に入ったが、前半に一つ取れなかった。そのあとは少しずつ前に行かないといけない流れになった。2試合計で言えば、早い時間で(1点取る)というところが大事だったが、難しい試合だった」と振り返った。

 決勝トーナメントから指揮を執った大槻監督は「表裏(ホーム&アウェー)の中で1戦目が終わって、それを上回る2戦目の準備というところで良い成果を出せたと思う。どっちに転んでもおかしくない試合をFKやミドルシュートで持ってきたところは選手の頑張りだった」と指摘。試合後のロッカールームでは選手にねぎらいの言葉をかけたことも明かした。

「選手には先ほど感謝の言葉を述べた。いい結果をもたらすことができなかったのは私自身、残念に思っている」。選手のプレーを称え、指揮官として敗戦の責任を負った。「一生懸命プレーしてくれた選手に感謝している。私がもうちょっとその先を引き出してあげられなかったことを申し訳なく思っている」と唇を噛んだ。

(取材・文 西山紘平)

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