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会見場に選手が乱入し“祝勝会”…びしょ濡れのアルヒラル指揮官「選手がヒーロー」

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アルヒラルがACL初優勝を果たした

[11.24 ACL決勝第2戦 浦和0-2アルヒラル 埼玉]

 3度目の決勝進出で悲願のACL初制覇を成し遂げたアルヒラル(サウジアラビア)のラズバン・ルチェスク監督は試合後の会見で「今大会を通じて難しい試合が続いたが、タイトルを取れてうれしく思っている」と喜びを語った。

 今年6月からチームの指揮を執り、アジアの頂点に導いたルチェスク監督。「選手たちがヒーローだ。私が来た日から受け入れてくれて、私の言うことを聞いてくれた。私が監督としてタイトルを勝ち取ったが、選手なしには勝ち取れなかった。選手を称えたい」。そう選手への感謝を語っているところに突然、アルヒラルの選手たちが会場に乱入した。

「チャンピオーネ」と歌いながら壇上の指揮官にペットボトルの水をかけ、喜びを爆発させる選手たち。びしょ濡れになったルーマニア人指揮官は「選手がセレブレーションしてくれたが、これもサッカーの一部だと思う。こういった感情は何事にも比べられない」と会心の笑みを見せた。

 12月にはアジア代表としてクラブW杯に出場する。「素晴らしい大会に臨むにあたって完璧なチームをつくらないといけない」と話す一方、「この2、3日はサッカーを忘れて、この喜びに浸らせてほしい」と笑顔で本音ものぞかせた。

(取材・文 西山紘平)

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