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途中出場も流れ変えられず、浦和MF柏木「何とかという気持ちがあったが…」

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浦和レッズMF柏木陽介

[11.24 ACL決勝第2戦 浦和0-2アルヒラル 埼玉]

 優勝のためには、まずは1点が必要だった。0-0で迎えた後半18分、浦和レッズMF柏木陽介はMF長澤和輝に代わってピッチへと送り込まれた。

 アウェーで行われた第1戦を0-1で落としていた。巻き返しを図りたいホームでの第2戦だったが、序盤からアルヒラルに押し込まれる時間帯が続いてしまう。何とか攻撃の糸口を見つけたい浦和は、後半18分に背番号10を投入。しかし、思うようにボールに絡めず、攻撃にリズムをもたらすことができない。

「こっちが攻めないといけない時間帯だと相手も分かって、逆にカウンターを狙ってくるような感じだった。難しかったし、結局、良い形でボールに触ることができなかった」

 試合の流れを変えることができず。投入から11分後の後半29分には先制点を献上。さらに同アディショナルタイムにはダメ押しゴールを奪われ、0-2の完封負けを喫した。

 今季は負傷もあって、フル稼働はできず。ACL決勝前に復帰できたこともあり、大一番に賭ける思いは強かった。「今年1年、自分にとって、すごく苦しい1年で、ここで何とかという気持ちがあったけど、それもできることなく終わってしまった」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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