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本田が新天地で考える適正ポジション「僕しかできないといっても過言ではない」「問題は分かった」

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新天地デビューを果たしたMF本田圭佑

 フィテッセのMF本田圭佑が24日、エールディビジ第14節のスパルタ・ロッテルダム戦でスタメン起用され、加入後初出場を果たした。有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』で配信している試合後インタビューで、自身のデビュー戦を振り返っている。

 練習参加を経て今月6日にフィテッセ正式加入が発表された本田。公式戦出場はメルボルン・ビクトリー所属時の5月22日に行われたACL広島戦以来、半年ぶりだった。本田は4-2-3-1のトップ下として後半36分までプレー。FKやCKのキッカーを任されたほか、自らシュートを放つなど積極的に攻撃へ絡んだが、試合は0-2の敗戦に終わった。

 本田は初陣を振り返り、「戦術的に自分がやろうと思っていたところは大体意図的にやりながら全部思い通りにやれた」と一定の手応えを示している。その一方で、明確なゲームメーカーがいないフィテッセでのトップ下に対し、難しさも感じたようだ。デビュー戦ではあまり思い通りの形でボールを受けられず、1つ下がったポジションの方がチームに貢献できるのではないかと言及している。

「僕がボランチにいった方がチームが良くなるだろうなっていうのは、メンバーを見てて思いますけどね。そんな前の能力で他の選手との絶大的な差はないと思うんですよね。僕がやっても他の選手がやってもそれなりに信頼したり危ない選手を分かってクロスを上げているし、トップ下以上の前の選手が僕である必要がないと思ってるんですよね」

「でもボランチとして考えた時には、明らかに質が違いすぎると思うんで、サッカーの理解とか経験とか技術のところとか、もう全部が全く違うんで、そこは僕じゃないとできないといっても過言ではないレベルやと思ってるんで。だからそっちの方が効果は大きいんじゃないかなと思いますよ。チームが今後良くなるには」

 データサイト『オプタ』の公式ツイッター(@OptaJiro)によると、本田はこの試合で全体のパス成功率94.8%、敵陣でのパス成功率92.3%を記録。どちらも90%を超えたのは両チームを通じて本田だけだった。パサーとしての能力を改めて示したが、チームを良くするためには、必ずしも自身の得意なスタイルがベストというわけではないとも話している。

「結構問題はもうこの初戦で分かったんですよね、個人的には。戦術がこれっていう形がないんですよね。選手それぞれがバラバラにやりたいことをやってる感じなんですよ、大げさに言えば」

 経験豊富な33歳は「カウンターならカウンター、ポゼッションならポゼッション。別に僕は個人的にはポゼッションが好きですけど、全然いいんですよ、カウンターならカウンターでも。ただ整理していかなきゃいけないと思うんですよね」と見解を示し、「考えて行きますよ。どうしていくか」と頼もしく語った。

※有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』(https://www.mag2.com/m/0001678906.html)のコメントは許可を得た部分を使用しています。

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