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マジョルカ監督が久保建英に思うこと「注目を浴びない部分でも結果を出し始めていた」

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スペインで成長中の久保建英

 マジョルカビセンテ・モレノ監督が、日本代表MF久保建英の進歩について語っている。

 レアル・マドリーからのレンタル移籍によってマジョルカに加入した久保は、当初こそ出場機会が限られ、チームとの連係もぎこちなかったものの、第13節ビジャレアル戦で初得点を決めるなど、最近になってその世界が認めるポテンシャルを発揮し始めている。そしてスペイン『ディアリオ・デ・マジョルカ』とのインタビューに応じたビセンテ・モレノ監督は、久保が攻撃面のほか「守備と戦術」について大きく改善を果たしていると語った。

「本当の久保がビジャレアル戦で見られたか?いや、まだまだ伸び代があると信じているし、期待しているよ。ビジャレアル戦では、攻撃面で素晴らしいレベルを見せてくれたが、しかし同様に注目を浴びない部分でも結果を出し始めていた。つまりは、守備と戦術だよ。正確なポジションニングの意識はしっかりと持たなければならない。ゴールを決め、良いプレーを2回見せたとしても、5ゴールを決められてしまうならば、何の価値も持たないのだから」

「何よりも重要なのは、選手に成長する意欲があることだ。彼はただ出場時間を得ることだけを心配していた。が、それも過去のこととなった。今はマジョルカが勝つか負けるかに気持ちを入れていると感じる。私は彼が自分の描く軌跡以上のことを考えるよう求めていた。そういうことなんだよ」

 チームの最たるスターとされる久保だが、モレノ監督は起用に慎重になっているようにも見えた。その理由については、次のように説明する。

「(起用方針は)多くの状況が重なりながら決めることだ。なぜならば、彼が代表チームに合流するときには、長旅もあるし、チームとの練習に参加できなくなる。人々はそうしたことを知らないか、どうでもいいと思っているわけだよ。だが監督としてはしっかりとグループを管理しなければならない。スタメンの決定には、じつに多くの要素が絡んでくる」

「いずれにしても、久保のプレーするリズムは彼の出す結果によって決められる。それは18歳でも関係がないことだ」

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