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今月J3で2戦連続アシストも…古巣・FC東京加入の明治大MF安部柊斗「結果で恩返し」

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明治大MF安部柊斗

 FC東京に来季加入するMF安部柊斗(4年=FC東京U-18)だが、すでに今季から特別指定選手としてJで活躍中。6月8日にはFC東京U-23としてJ3第11節・AC長野パルセイロ戦でプロデビューすると、翌週のJ1第15節では後半37分に途中出場してJ1でもデビュー。今月にはJ3で2試合連続の得点演出も見せた。27日の加入内定会見では、古巣加入の喜びとJリーグでの手応えを語っている。

 11月9日の第30節・ブラウブリッツ秋田戦で先発出場となった安部。前半9分にはセンターライン付近から絶妙なロングパスを送り、最前線を走るFW原大智の先制点をアシストした。さらに翌週の第31節・Y.S.C.C.横浜戦でも先発すると、持ち味をフル発揮。中盤での競り合いから巧みなタッチで抜け出すと、またしてもロングパスを最前線に出し、FWナッタウットの追加点を演出した。

 栗田大輔監督は加入内定会見で「ボール奪取能力、運動量があり、ピッチを縦横無尽に動き回る」と安部の特長を語り、大学4年間では得点につながるプレーの質が大幅に良くなったことを挙げていた。安部自身も得点への意識を高く持っており、J3での2試合連続アシストについて「J3では結果を出さないと今後につながっていかない。ゴールとかアシストとか、J3に出るときはそれを意識してやっている」と語った。

 中学からFC東京U-15むさし、FC東京U-18と6年間をFC東京で過ごした。同クラブへの思いは強く、「本当にお世話になったクラブ」とその愛を語る。今年2月の沖縄キャンプに参加し、その場で獲得オファーを受けた。「本当に嬉しかったですし、即答で答えを出しました。またFC東京のユニフォームを来てプレーできるっていうのは自分自身めちゃくちゃ嬉しいです」。

 ただ、再びプレーできる喜びだけではなく「プロとして結果で恩返ししたい」と強調する。同じく今季FC東京に返り咲いたDF渡辺剛(中央大卒)は即戦力として今季躍動。U-22日本代表にも名を連ねた。「渡辺選手がいい例をつくってくれていて、大学生は即戦力にならないといけない。J3ではなくJ1に絡みたい。そのためには練習からやっていくしかない。長谷川健太さんは本当によく見てくれる方。渡辺選手もJ3で結果を出してJ1でプレーした。自分もそうなっていきたい」。

 今季優勝争いを続けるFC東京だが、安部は練習参加で「全然できないとは感じなかった」と臆していない。お世話になったクラブで活躍するために。「期待を背負って頑張りたい」と笑顔で意気込んだ。

(取材・文 石川祐介)
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