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[MOM3075]市立船橋MF森英希(3年)_小兵MFがヘディング弾など2ゴールの大暴れ

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MF森英希(3年)が2ゴールを決める大活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.30 選手権千葉県予選決勝 流通経済大柏-市立船橋 柏の葉]

 身長161cmの小兵MFが最高の輝きを放った。市立船橋高は前半12分、右サイドかMF鈴木唯人(3年/清水内定)が上げたクロスをMF森英希(3年)がゴール前で受けると、混戦を抜け出すようにして右足を振り抜く。

 前半24分には相手CKから混戦を押し込まれた場面があったがゴールライン上で防ぐビッグプレーでチームを救った森は、1-1と同点に追い付かれた直後の後半9分、右サイドからDF植松建斗(3年)が蹴ったFKを体を目いっぱい伸ばして頭で合わせる。

 セットプレーを頭で合わせての得点は高校に入って初で、1試合2ゴールも公式戦では記憶にないという初物ずくしの大暴れ。「市船に来たからには、選手権で全国に出たかった。自分らの代で必ず出ようと言っていた」。自身の世代の高校入学後では初となる冬の全国行きチケットを手繰り寄せた。

 世代屈指のドリブラーと名高い森だが、得点力に課題があったという。だからこそ、この日の2ゴールは何よりの自信になると話す。「カットインが自分の自信のあるプレー」と全国でお披露目する機会を心待ちにした背番号8は、「全国でも点が取りたい。得点王を狙うくらいの気持ちで頑張っていきたい」と力強く話した。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

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