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激闘ライバル対決 “ノーサイド”流経柏主将八木滉史「日本一を獲ってくれれば」

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試合後、全国への想いを託した

[11.30 選手権千葉県予選決勝 流通経済大柏2-3市立船橋 柏の葉]

 試合後、喜びを爆発させる市立船橋高のロッカー前に、流通経済大柏高の主将MF八木滉史(3年)がやってきた。千羽鶴を手渡すためだ。「俺らの分まで頑張って」。市船の主将MF町田雄亮(3年)もしっかりと想いを受け止めた。

 2年連続全国準優勝。今年こそはという周囲から寄せられる期待に、プレッシャーがないわけではなかった。そこに来て、本田裕一郎監督が今季限りで退任。「どうしても本田監督を最後に日本一にさせたかった」と唇を噛む。

 それでも力を出し尽くしたことで、結果に悔いはないという。「最後まで自分たちの諦めない姿勢だったり、自分たちらしさを貫けたので、最後まで行けたというのは一番良かった」と充実の表情で振り返ると、「市立船橋との対戦は全国大会の決勝みたいなもの。今度は応援する側に回るだけなので、日本一を獲ってくれれば」とエールを送っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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