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後半2発で3位大宮を撃破!! 山形、5年ぶりJ1昇格へプレーオフあと2勝

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モンテディオ山形がプレーオフ2回戦に進出した

[12.1 J1参入プレーオフ1回戦 大宮0-2山形 NACK]

 J1参入プレーオフは1日、NACK5スタジアム大宮で1回戦を行い、J2リーグ戦3位の大宮アルディージャと同6位のモンテディオ山形が対戦し、山形が2-0で勝利した。0-0で迎えた後半に攻撃の圧を強めた山形が2発。5年ぶりのJ1昇格に向け、8日の2回戦では徳島ヴォルティスと敵地で対戦する。

 プレーオフの制度は昨季、J1リーグ年間16位との決定戦を加えた3段階で行われるJ1参入プレーオフに変わった。1回戦はJ2リーグの3位と6位、4位と5位がそれぞれ対戦し、勝者同士が2回戦へ。2回戦の勝者が決定戦に進み、J1の16位と対戦し、その勝者が来季のJ1リーグに参戦する仕組みだ。なお、90分間を同点で終えた場合は上位チームの勝ち抜けが決まる。

 J2年間順位の上位クラブのホームで開催され、本拠地で戦う大宮はJ2第42節の金沢戦(△1-1)から3人を変更。DF菊地光将とDF畑尾大翔、MF酒井宣福が復帰した。対する山形も町田戦(●1-2)から2人を入れ替え、DF熊本雄太、MF井出遥也が先発に入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 2年連続のプレーオフに臨んだ大宮は序盤、FWロビン・シモヴィッチの屈強なポストプレー、MFイッペイ・シノヅカの右サイド突破から攻撃の形を作る。対する山形は前半14分にチャンスを迎え、MF中村駿のスルーパスで前を向いたFW坂元達裕が相手を剥がして鋭いドリブルで抜け出し、クロスを配給。FW井出遥也が右足で狙ったが、DF菊地光将がスライディングでブロックした。

 前半20分には大宮がFKのチャンス。右後方からイッペイ・シノヅカが右足でカーブをかけたボールを蹴り込むと、シモヴィッチの前で酒井が頭で合わせたが、惜しくも枠を外れた。山形はアグレッシブに守備を仕掛けつつ、坂元のドリブル突破などからゴールに迫ったが、強固なブロックを敷いて守る大宮の守備を崩せず、前半はスコアレスで折り返した。

 堅い展開となった前半を終え、先に交代カードを切ったのは大宮だった。後半開始から前線で脅威となっていたシモヴィッチを下げ、FWフアンマ・デルガドを投入。0-0のままでは敗退となる山形は攻撃の圧を強め、後半7分、サイドチェンジで裏に抜け出した井出がドリブルでエリア内に侵入し、シュートを打ったが、DF畑尾大翔が体を張ってブロックした。

 山形も後半10分に井出を下げてFW山岸祐也を投入すると、直後の後半13分にチャンスを創出する。高い位置でパスミスを奪った山岸がパスを出し、FW大槻周平が狙ったが、シュートは枠を外れた。後半17分には大槻を下げてFWジェフェルソン・バイアーノを投入。波状攻撃で大宮ゴールに迫ると、山形の猛攻が実った。

 後半29分、左CKの流れから坂元がPA内左からクロスを入れると、ニアのフアンマにわずかに当たり、イッペイ・シノヅカに当たってコースが変わったボールがゴールマウスに吸い込まれた。一時は副審の旗が上がったが、オフサイドポジションの熊本もボールに触ってないため、ゴールは認められた。

 勢いに乗った山形は後半37分、MF柳貴博が右後方から浮き球のクロスを入れると、ファーサイドのMF山田拓巳が頭で折り返し、山岸が押し込んだ。勝利を決定付けるダメ押しゴール。3位大宮は最後までゴールをこじ開けられず、来季もJ2に残留。2-0で勝利した山形がプレーオフ2回戦に駒を進めた。

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