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山形の先制OG誘発!! ドリブルで切り裂いたルーキー坂元達裕「いつも通り出せた」

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ドリブルで切り裂いたFW坂元達裕が先制点を誘発

[12.1 J1参入プレーオフ1回戦 大宮0-2山形 NACK]

 大卒ルーキーが勝利を呼び込む先制オウンゴールを誘発した。「チャレンジしようという気持ちで臨んだ。体のキレも良かった」。モンテディオ山形FW坂元達裕は初のプレーオフという舞台にもアグレッシブな姿勢で向かい、技術の高いドリブル突破でチャンスを広げた。

 今季、東洋大から山形に加入し、J2リーグ全42試合に出場(35試合は先発)。7ゴール3アシストとシーズンを通して攻撃を牽引し、一発勝負のプレーオフでも果敢なドリブルで切り裂いた。「相手に負けない自信があるので、いつも通り出せたかなと思います」。1対1の場面はフェイントを入れて置き去りにし、複数人に囲まれる状況でも巧みなタッチで相手を剥がし、大宮の守備を押し下げた。

 0-0で折り返した後半は積極的にボールに絡んでリズムを生み出すと、迎えた後半29分だった。左CKのショートコーナーから、MF中村駿のスルーパスでPA内左を抜け出した坂元は体勢を崩しながらも左足で速いクロスを配給。これがMFイッペイ・シノヅカに当たってコースが変わり、ゴールマウスへと吸い込まれた。

 一時は副審の旗が上がったが、認められた先制ゴール。勢いに乗った山形は後半37分に勝利を決定づける2点目を挙げた。勝たなければ敗退となったシーズン年間6位の山形が、3位大宮を撃破。「応援に背中を押されて、自分の気持ちが高ぶって、いいプレーができたと思う。次もお願いしたいです」と駆けつけたサポーターへの感謝を口にした。

 第一関門を突破し、J1昇格まであと2勝。8日の2回戦では4位徳島ヴォルティスのホームに乗り込む。23歳、気鋭のレフティーは「まだ上りつめていない。これで浮かれず、チーム一丸となって戦いたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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