beacon

夏の加入で大宮支えたイッペイ・シノヅカ、不運なOG献上「最後の最後で…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

今夏、大宮に加入したMFイッペイ・シノヅカ

[12.1 J1参入プレーオフ1回戦 大宮0-2山形 NACK]

 2年連続でプレーオフ1回戦敗退となった。2019シーズンを3位で終えた大宮アルディージャは6位山形に0-2で敗れ、ホームで終戦。後半29分、CKの流れからゴール前の密集でMFイッペイ・シノヅカに当たったボールがゴールマウスに吸い込まれ、先制を許した。

 同点に追いつこうと前がかりになった裏のスペースを使われ、次の一点も献上。勝利が必要な山形の勢いにも飲まれた。引き分けでも2回戦に進めるという上位チームのアドバンテージを生かせず、ロシア国籍の24歳は「勝負強さは学べない」と肩を落とした。

 今年7月、横浜FMから完全移籍で大宮に加入。鋭いドリブル、クロスといった持ち前の攻撃力をJ2の舞台で遺憾なく発揮すると、20試合出場で4ゴール7アシストと躍動。直接CK弾を決めるなど、精度の高いキックでゴールをもたらしてきた。この日もセットプレーで好機を演出したが、ゴールには結び付かなかった。

「期待される立場だし、そこで少しは貢献できたと思うけど、最後の最後でこうやって…。最後の4試合は結果を出せなかったので、自分の責任だと思っている。自分のプレーでもっとチームに勢いを与えられたら違ったのかなと思う」

 本職ではなかったアウトサイドの位置で定位置をつかみ、「もっと自分のプレーの幅を広げていきたい」と守備力向上にも奮闘してきた。悔やまれる幕切れとなったが、「大宮に移籍してきて後悔していないし、いいサポーター、いい選手と一緒にサッカーができた」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●2019J1参入プレーオフ特設ページ

TOP