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直近31年間で最悪の序盤戦も…マンチェスター・Uにスールシャール解任の意思なし

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マンチェスター・Uのオーレ・グンナー・スールシャール監督

 “大惨事”が起きない限り、マンチェスター・ユナイテッドオーレ・グンナー・スールシャール監督を解任する予定はないようだ。『Goal』の取材で明らかとなった。

 昨年12月にジョゼ・モウリーニョ前監督の後任として、古巣マンチェスター・Uの指揮官に就任したスールシャール監督。チームは一時立て直しに成功したが、3月以降に失速し、その影響が今シーズンになっても尾を引いている。

 今シーズンはプレミアリーグ14節を終えて4勝6分け4敗の9位と、早くも上位争いから離脱。14試合を終えた時点での勝ち点18は、過去31年間で最悪のシーズンスタートとなっており、スールシャール監督への風当たりは日に日に強まっている。加えて、同じく低調なシーズンを送っているアーセナルやトッテナムといった強豪も指揮官交代に踏み切っており、ノルウェー人指揮官の進退もしばしば話題に上がっている。

 しかし、エド・ウッドワードCEOのスールシャール監督への信頼は揺るぎない。マウリシオ・ポチェッティーノ氏やマッシミリアーノ・アッレグリ氏といった名将がフリーの状態ではあるが、“大惨事”が起きない限り、即座にアクションを起こすつもりはないようだ。

 ウッドワードCEOはスールシャール監督の手腕を信じており、また同指揮官の下、長期的なビジョンでのクラブ運営を考えている模様。短期的な成績の落ち込みをそれほど問題視していないと考えられている。

 さらに来年1月の移籍市場では、スールシャール監督のためにクラブは資金を投じることを計画しているという。当初から噂に挙がっていたFWマリオ・マンジュキッチ獲得の可能性は低くなったが、ウェスト・ハムのMFデクラン・ライスとドルトムントのFWジェイドン・サンチョをメインターゲットにする見込みだ。

 現在、マンチェスター・Uはトップ4と勝ち点8差ながらも、降格圏の18位との勝ち点差はわずかに「6」。シーズン3分の1が終わるもなかなか波に乗り切れない同クラブだが、スールシャール監督は首脳陣からの信頼に応えられるのだろうか。

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