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中国で指揮するベニテスに英国クラブが関心も、引き抜きはまず不可能…その事情とは?

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スペイン人指揮官ラファエル・ベニテス

 これまでリバプール、チェルシー、ニューカッスルなどを率いたスペイン人指揮官ラファエル・ベニテスに、プレミアリーグで再指揮のうわさが浮上している。だが当面のところ、イングランドへの帰還はほぼ実現不可能となっているようだ。

 アーセナルはウナイ・エメリを解任し、暫定でフレディ・ユングベリがチームを率いている。そしてウェスト・ハムのマヌエル・ペジェグリーニにも更迭のうわさが浮上。一部報道によると、ロンドンのこの両チームはプレミアリーグで実績のあるベニテスにクラブの立て直しを託すのではないかと伝えられていた。

 だがこの話はほぼ実現不可能となっているようだ。現在指揮する大連一方からベニテスが容易に抜け出せないという事情があるためだ。

 イギリス『デイリー・メール』は「スペイン人指揮官は現在、中国リーグで指揮している。だが大連一方との契約条項には巨額の契約解除金が盛り込まれている」と伝えている。

「プレミアリーグで巻き返しを図りたいアーセナルとウェスト・ハムは、ベニテスに関心を示しているようだ。だが、その値札を見たら今のところベニテスの獲得を見送ることになるだろう。これではどのクラブも、ベニテスを引き抜くことはできない」

 ベニテスを獲得するためには大連一方に対して2000万英ポンド(約28億円)の契約解除金を支払う必要があり、一人の指揮官を招くために必要な金額としては常識外れの額となる。

 ベニテスは昨季まで率いていたニューカッスルを去り、2019年夏に中国リーグへと新天地を求めたばかり。同指揮官の契約満了がいつなのか契約の詳細は明らかになっていないが、複数年契約を結んでいることは確実視されている。そのため、ベニテスは大連との契約を終えるまで、どのクラブも手出しができないというのが実情のようだ。

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