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「衝撃的かもしれないが…」元フランス代表プティがバルサの“闇”を暴露

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フランス代表時代のエマニュエル・プティ氏(17番)

 元フランス代表MFで現在はサッカー解説などを務めるエマニュエル・プティ氏がバルセロナ時代の暴露を行った。スペイン『マルカ』が伝えている。

 プティ氏は現役時代に長髪のポニーテールをトレードマークとし、1998年のフランスW杯とEURO2000の優勝などを経験。フランスの黄金期を支えるとともに、クラブではモナコ、アーセナル、バルセロナ、チェルシーでプレーし、2005年に現役を退いた。

 フランスのラジオ『RMCスポーツ』に出演したプティ氏はバルセロナ時代を振り返り、「私はバルセロナのロッカールームで人種差別を経験した」と告白。具体的な選手名は挙げず、「衝撃的かもしれないが、時々あった。もっとも、一部の選手からは非常に頻繁に起こっていたけどね」と続けた。

 フランス代表で世界王者と欧州王者に輝き、2000年にバルセロナへ活躍の場を移したプティ氏。「私は悪い時に(バルセロナへ)来た。ロッカールームではカタルーニャとオランダの選手間で争いがあった。その上、(当時バルセロナを率いたロレンソ・)セラ・フェレール監督もチームをマネジメントするのに必要な力や、カリスマ性が十分ではなかった」。新たな環境に馴染めず、結局は1シーズンでチェルシーに移籍することになった。

 プティ氏は「私が(バルセロナに)加入した時、彼らはスペイン語を学ぶな、カタルーニャ語を学べと言った。私は自分がスペインにいると彼らに言ったが、彼らは私にカタルーニャにいると言った。私はそれらにうんざりした」と回顧。「誰かが過度に一体感を持った時、人種差別に非常に近づく」と指摘し、「ナショナリズムは人種差別と近い」と自身の考えを述べた。

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