リーガ・エスパニョーラで実績を積み重ねたアルゼンチン人指揮官が、アーセナルの新監督になる可能性があるようだ。

　11月下旬、アーセナル指揮官ウナイ・エメリが更迭となり、現在チームは暫定指揮官のフレディ・ユングベリが率いている。その一方で新監督候補にはマッシミリアーノ・アッレグリ、ヌーノ・エスピリト・サント、ミケル・アルテタ、マウリシオ・ポチェッティーノなどの名前が浮上していた。

　そしてここにきて、アトレティコ・マドリー指揮官ディエゴ・シメオネもアーセナルの新監督候補に浮上しているとイギリス『ミラー』が伝えている。

　記事によると、今季のアトレティコ・マドリーは勝ち点の取りこぼしが散見され、現在リーグ6位と優勝争いから離されつつある。この状況が続いた場合、アトレティコ・マドリーは理事会でシメオネを更迭する可能性が高いと見られている。もしシメオネがフリーになった場合、アーセナルはクラブの再建をアルゼンチン人指揮官に託す可能性があるようだ。

　シメオネは現役時代にも所属したアトレティコの指揮官に2011年就任。それ以来リーガ制覇1回、コパ・デル・レイ1回、UEFAヨーロッパリーグ2回と確かな実績を残していた。また、リーガにおいては12-13シーズン以来、7季連続で3位以上でフィニッシュしており、クラブ幹部は6位に沈んでいる現状に満足していないとの見方もある。

　スペインでは“2強”の間に割って入り、アトレティコを優勝争いできるチームへと押し上げたシメオネ。今後、同指揮官がロンドンへ活躍の場を移すことになるのかどうか、その動向が注視されるところだ。

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