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ルヴァン決勝のリベンジ許さず…川崎Fは4位フィニッシュ、ACL出場は天皇杯の結果次第に

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開始43秒で先制点を挙げたFW小林悠

[12.7 J1第34節 札幌1-2川崎F 札幌ド]

 J1リーグは7日、2019シーズンの最終節が行われ、札幌ドームでは8位北海道コンサドーレ札幌と4位川崎フロンターレが対戦。MF脇坂泰斗の1ゴール1アシストの活躍により川崎Fが2-1で競り勝った。

 ルヴァン杯決勝のリベンジを狙う札幌と、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位浮上を目指す川崎Fの一戦は、開始早々に動いた。右サイドで華麗なパスワークをみせると、MF田中碧のワンタッチパスでPA右へ抜け出したMF脇坂泰斗の折り返しをFW小林悠が右足で合わせ、川崎Fが先制点。データ会社『オプタ』によれば、開始43秒でのゴールとなった。

 立ち上がりから互いに気持ちの入った攻撃を見せる中、川崎Fは前半13分に左サイドでFKを獲得。クロス対応のため右寄りに立っていたGKク・ソンユンの意表を突くように、脇坂が右足でニアに蹴り込むと、左にカーブしたシュートがゴールに吸い込まれ、リードを2点に広げた。

 早々に2失点を喫したホーム札幌は、徐々にポゼッション率を高めていき、前半34分にMFチャナティップが左サイドから対角へクロスを供給。オーバーラップしたDF宮澤裕樹がPA右から頭で中央に落とし、MFルーカス・フェルナンデスが右足ボレーをニアに突き刺して1点を返す。45分にはFWアンデルソン・ロペスがペナルティーアーク手前からシュートを放つが、相手に当たって惜しくも右ポストを叩き、前半を1-2で終えた。

 札幌は後半開始からMF荒野拓馬に代えてDFキム・ミンテを投入。川崎Fは7分、PA左からMF阿部浩之が意表を突いたループシュートを放つが、GKク・ソンユンの手を弾いてクロスバーに嫌われてしまう。追加点こそ奪えないが、攻守の切り替えの早い川崎Fが敵陣でボールを回し、札幌にカウンターを許さなかった。

 まずは追いつきたい札幌は後半10分、チャナティップを下げてFWジェイを送り込む。15分には、負傷したMF深井一希が担架でピッチ外に運び出され、最後の交代カードでMF中野嘉大を投入した。30分、L・フェルナンデスのパスを受けたA・ロペスがPA右から右足を振り抜いたが、GKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれ、同点とはならなかった。

 ダメ押しの3点目を狙う川崎F。後半34分、MF大島僚太がMF家長昭博とのパス交換から中央を突破し、PA手前から強烈なシュートを放つ。ゴール右を捉えた鋭いシュートだったが、GKク・ソンユンの横っ飛びセーブに阻まれた。40分には、阿部を下げて来季加入内定の順天堂大FW旗手怜央を投入。旗手はJ1デビューとなった。

 試合は前半のスコアのまま2-1でタイムアップ。川崎Fが逃げ切ったが、3位鹿島が名古屋に勝ったため、4位で今シーズンを終えた。なお、鹿島が天皇杯を優勝した場合、4位川崎FがACLプレーオフからの出場権を得る。

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