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同一クラブから得点王2人は史上初…横浜FM仲川輝人「もっと上を」

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横浜FMのFW仲川輝人

[12.7 J1第34節 横浜FM3-0FC東京 日産ス]

 Jリーグ史上初めてチームメイト同士で得点王のタイトルを分け合った。今季15ゴールで得点ランキングトップに付けていた横浜F・マリノスのFW仲川輝人とMFマルコス・ジュニオール。最終節は互いにゴールが生まれず、2人が得点王を獲得した。

 複数の選手が同点で得点王となるのは4回目だが、同一クラブからの得点王2人は史上初。優勝と得点王のダブルタイトルに輝いた仲川は「自分自身も成長させてもらったし、チームとしても成長した1年」と振り返り、マルコスは「うまくいかないときも選手が最後まで信じて、勇敢な気持ちを持って戦った結果がこうなった」と胸を張った。

 得点だけではなく、前線からの献身的な守備も際立った。「ハードワークできてない試合が良い結果につながっていなかった」と指摘する仲川は「球際やフィフティーフィフティーのボールのところ。しっかり守備とハードワークをしてから攻撃に移っていくという気持ちだった」と、まさに攻守でチームを牽引した。

 ラスト7連勝で11戦負けなし(10勝1分)と強さを見せたシーズン終盤。「みんながハードワークした結果が最後11試合の結果につながった。そこは来季も継続してやっていきたい」。その来季の前に明日8日には日本を出発し、初招集された日本代表の一員として韓国で行われるE-1選手権に出場する。

「切り替えないといけないし、今日は今日で喜んでいいと思うけど、自分は代表もあるし、来季は今年以上に研究される。ACLもあるし、ハードな日程でやらないといけない」。喜びに浸る間もなく、前を向く27歳のアタッカーは「今年だけこういう結果で、次の年にダメだったねとは言われたくない。もっと上を目指していかないといけない」とどこまでも貪欲だった。

(取材・文 西山紘平)

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