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FC東京MF東、V決定戦で不運な失点「サッカーって残酷だなって…」

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DFティーラトンとマッチアップしたFC東京MF東慶悟

[12.7 J1第34節 横浜FM 3-0 FC東京 日産ス]

 クラブを史上最高順位に導いた主将の大一番は、前半の45分間で幕を閉じた。今季の好調を牽引してきたFC東京MF東慶悟は「純粋に0-3で負けてしまったのがすごく悔しいし、チャンピオンを目指してやってきたのになれなかったのがすごく悔しい」と振り返った。

 前半26分、東は不運な形で先制点に絡んだ。DFティーラトンが放ったシュートをスライディングでブロックしようと試みたが、当たったボールが浮かんでゴールマウスへ。「サッカーって残酷だなってあらためて感じました」。その後、攻撃を牽引できなかった背番号10はハーフタイムでピッチを退いた。

 4点差以上の勝利が必要だった中、チームは0-3で敗戦。シーズン序盤から長きにわたって首位を走り続け、一時は独走状態に立っていたが、最後は横浜FMにまくられる形となった。

 それでもクラブにとっては、創設21年目にして初めて経験した最終節の優勝争い。自身にとっても初めてのものであり、東はこの経験を糧にしていく構えだ。「チームとして最高勝ち点。一度に上には行けない」。着実なステップアップの必要性を指摘した主将は次のようにも語る。

「すごくいい経験になると思うし、1位でずっと戦いながら試合をしていく経験はなかなかできないこと。優勝していないので何を言ってもいい話にはならないけど、選手もスタッフも裏方さんの支えがあって、サポーターの支えがあってここまで来れた。それを僕たちは見てきたので、また来年より良い形でチャレンジしたい」。

 その経験が生きたと言えるのは、いつか栄光に手が届いた日となる。華々しいシーズンを牽引してきた東は「この横浜で大一番でもちろん勝ちたかったけど、負けた悔しさを噛み締めて成長できる。またいい結果がついてきた時にこの経験があったからと言えるようなシーズンにしたい」と未来を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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