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徳島エースFW河田、鮮やか決勝ループ弾! 14日の決定戦へ「徳島らしさを出していく」

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決勝ゴールを挙げた徳島のエースFW河田篤秀

[12.8 J1参入プレーオフ2回戦 徳島1-0山形 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスがJ1昇格に王手をかけた。値千金の決勝ゴールでチームを決定戦に導いたエースFW河田篤秀は「徳島として、強いところを証明したかったので嬉しい」とプレーオフ2回戦突破を喜んだ。

 0-0で迎えた後半8分だった。DF田向泰輝のパスを受けたFW野村直輝が絶妙なスルーパス。「ノムくんが持った時点でパスが来るのを信じて走っていた」。スピードに乗って最終ラインの裏に抜け出した河田は飛び出していたGKの動きを冷静に見極め、鮮やかな右足ループを沈めた。

 年間順位が上位の徳島は引き分けでも勝ち上がれるアドバンテージがあるだけに、価値ある先制点となった。野村との“阿吽の呼吸”から生まれた一撃。「思った通りのゴールができた」と胸を張った。得点後は4選手が並んで光線を発射するようなポーズで「L」の文字を送り、スタンドのサポーターが「V」で応える「ラブ・ヴォルティス」のゴールパフォーマンスを完成させ、歓喜を分かち合った。

 河田は15年にアルビレックス新潟シンガポールでプロのキャリアをスタートし、今季新潟から徳島に加入した。チーム最多の13得点を記録し、徳島のエースに君臨。8月24日の琉球戦でハットトリックを達成すれば、重要なラスト5試合で6ゴールと量産。終盤戦の勢いそのままにこの日もエースの仕事を果たした。

 J1年間16位への挑戦権を得た徳島は一週間後、決定戦で湘南ベルマーレのホームに乗り込む。「相手が強い球際の部分でも戦って、徳島らしさを出していく。プレッシャーに負けて蹴ったりせず、つないで相手を外していく」とイメージを膨らませた。J1昇格まであと一つ。チームとしては徳島らしさを発揮し、自らはJ1昇格に導くゴールを狙う。

(取材・文 佐藤亜希子)
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