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J1優秀監督賞は大分・片野坂監督! 就任4年でJ3→J1残留「私なんかが頂いていいのか…」

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大分トリニータ片野坂知宏監督

 Jリーグは8日、都内のホテルで年間表彰式『Jリーグアウォーズ』を開催した。J1リーグの優秀監督賞は大分トリニータ片野坂知宏監督が受賞。豊富な戦力を持たないチームをJ1昇格初年度で9位に導いた実績が評価され、昨季のJ2リーグに続く連続受賞を果たした。

 就任4年目の片野坂監督は2016年、1年目でJ3リーグを制覇。3年目でJ2リーグ2位に入ってトップカテゴリに昇格すると、今季はJ1リーグ9位で余裕の残留を果たした。ボールを保持しながら一瞬のスキを突くスタイルはJ1でも通用し、開幕節で鹿島を、第4節で横浜FMを破るなど、前半戦を4位で終えて台風の目となっていた。

 片野坂監督は「J1たくさんの監督さんがいる中で、経験もある実績もある監督さんがいる中、私なんかがいただいていいのかという思いもあるが、この賞はクラブやチームスタッフみんなのおかげでもらった賞だと思う。大分トリニータを代表してもらった賞だと思っている」と喜びを語った。

 その上で、来季の監督続投も決まっている指揮官。「こういう評価をいただいて感謝しているし、サッカーを見ていただいてどういうチャレンジをしているか。いただく、予算が上がって評価が下がるのは良くないので、予算以上のサッカーをやっていきたい」と意気込みを示した。

 なお、J2リーグは横浜FCをJ1昇格に導いた下平隆宏監督、J3リーグはJ2ライセンスを持たない藤枝MYFCを昨季の16位から3位にジャンプアップさせた石崎信弘監督が受賞。いずれも初受賞となった。下平監督は「1シーズンやっていないけど選手たちの頑張りに感謝したい」と振り返った。

 優秀監督賞は優勝チーム以外から優れた功績を残した監督を表彰する制度。J1は50万円、J2は25万円、J3は10万円の賞金が贈られる。各カテゴリ優勝チームの指揮官は優勝監督賞として表彰される。

(取材・文 竹内達也)
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