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マンC戦で人種差別を受けたフレッジ「そんなことしたら奴らの思うつぼだ」

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MFフレッジが人種差別に怒り

 マンチェスター・ユナイテッドのMFフレッジマンチェスター・シティ戦で受けた人種差別について「時代遅れの社会」と憤りを隠せない様子だ。英『ミラー』が伝えている。

 フレッジは7日、エティハド・スタジアムで行われたシティとのダービーに先発出場した。ユナイテッドは2連覇中の王者に対し、FWマーカス・ラッシュフォードとFWアントニー・マルシャルのゴールで前半に2点を先行。すると、後半途中にフレッジがコーナーフラッグ付近に向かった際、不満を募らせたシティのサポーターが差別的な言葉を浴びせながらライターやペットボトルを投げ込み、その一部がフレッジを直撃した。

 スタジアムは荒れた雰囲気となり、さらにシティのサポーターがユナイテッドの選手に対して“モンキージェスチャー”を行ったことも確認されている。ユナイテッドはシティの反撃を1点にとどめて2-1の勝利を飾ったが、後味の悪いゲームとなった。人種差別の被害者となったフレッジは「時代遅れの社会」と切り捨てている。

「残念ながら、僕らはいまだに時代遅れの社会に生きているようだ。2019年にもなってそういう社会で生きていかなければならないというのは残念だよ。フィールド上では何も見なかった。試合後、ロッカールームでそのことが分かったんだ」

「奴らに反応することはできない。そんなことしたら奴らの思うつぼだから。試合後、審判と話をした。彼らは今回のことについてなんらかの対処をすると言っていた。それだけだ」

「肌や髪、ジェンダーが違っていても、僕らはみな同じだ。同じ場所からやってきて、同じ場所へ向かう。そう言われてきたし、実際にそうだった。リンガードのように、多くの友人がロッカールームで僕にハグをしてくれたことを、神に感謝したい。もうそのことは考えたくない。前に進みたいんだ」

 なお、シティは今回の件に関し、クラブ公式サイト上で「クラブはいかなる差別に対しても、一切の寛容な措置を取ることはない。人種差別で罰せられた者は、生涯クラブから追放される」と声明を発表している。

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