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集合3日でE-1初陣へ…“立場”変わったDF畠中「リーダーシップを取っていければ」

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合宿2日目のトレーニングを行った森保ジャパン

 日本代表は9日、EAFF E-1選手権初戦の中国戦が行われる韓国・釜山市内で、試合前日のトレーニングを行った。合流から3日目で迎える初陣に向け、初顔合わせも多い中での急ピッチ調整。23選手全員が約1時間半にわたって汗を流した。

 森保ジャパンは8日、大会の全日程が開催される釜山での合宿をスタート。前日7日にはJ1リーグの最終節が行われていたため、大半の選手は疲労から回復するリカバリーメニューを消化するにとどまった。

 合宿2日目の9日はランニングやボール回しが報道陣に公開された後、非公開で戦術練習も行った模様。それでも試合前日のため負荷をかける練習はできず、全員が国内組かつ約半数が東京五輪世代という初めてのメンバー構成の中、わずかな準備期間で初戦に臨む形となる。

 今年3月の初招集以来、すでにA代表の常連となったDF畠中槙之輔は「まだ2日しか経っていないのでまだまだ足りない」と連係不足を素直に認める。しかし、初招集選手が居並ぶこのチームにおいて、畠中は「上に立たないといけない立場」。前日から「いろんな人とコミュニケーションを取っている」と関係構築に取り組んでい流ようだ。

 森保一監督からも「(A代表経験のある)自分たちが五輪世代に吸収されてるのではなく、引き上げていくこと」を期待されている様子。「誰かがリーダーシップを取るというより、たくさんいればいるほどいい」という今季の横浜FMでの成功体験も胸に、中国戦に向けて「試合になった時にしっかりとリーダーシップを取っていければ」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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