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トッティ氏が振り返るローマでの現役最後「すべてのスケープゴートにされてしまった」

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自身のキャリアを振り返ったフランチェスコ・トッティ

 元ローマフランチェスコ・トッティ氏が8日、ローマで行われたイベントに出席し、自身のキャリアを振り返った。『Goal』の取材により明らかとなった。

 トッティ氏は1989年にローマの下部組織に入団して以来、キャリアを通じてローマ一筋を貫き、2017年に引退を迎えた。以降はディレクターとしてチームに残り活動を続けていたが、首脳陣との衝突がきっかけとなり昨シーズン限りで職を辞している。そんなトッティ氏は、不仲が報じられていたルチアーノ・スパレッティの下で送った現役最後のシーズンを振り返った。

「もう一度体験したくないこと? 選手としてのラストシーズンとそのときの出来事かな。正直、的外れなのに私がターゲットにされてしまったことは残念だったよ。あのとき私はあらゆることのスケープゴートにされてしまったんだ」

■もう一度ローマでの25年間を

 しかしトッティは現役時代、他のビッグクラブからのオファーを受けることなく、ローマに残留し、クラブのバンディエラとして活躍を続けたことを後悔していない。

「ローマのユニフォームに袖を通すということは、常に心で決めたことだった。ローマ出身であり、ロマニスタである私にとって、二重の意味で責任あるものだった。ローマのためにあらゆることを犠牲にしてきたことは、私にとって誇りであり、最も美しい勝利だった。私はこの上なく幸せであり、常に前を向いて歩いていきたい。もしもう一度、キャリアの中の1日を経験できるとしたら? 1日だけでなく、ローマで過ごした25年間すべてを苦しいときも含めてもう一度経験したい」

 最後にトッティ氏は、ローマの下部組織でその将来を期待されている息子のクリスティアン君に言及。「何も考えずに楽しんで欲しい。彼は14歳で、情熱もある。自分の頭で考えて挑戦することが重要。もし選手になるとしたら歓迎だが、そうでなくても別の道を歩んでいくだろう」とエールを送った。

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