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連係不足は“ホットライン”で解消! A代表初ゴールのDF三浦「いい形で出た」

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2点目を決めた日本代表DF三浦弦太(G大阪)

[12.10 E-1選手権 日本2-1中国 釜山九徳]

 A代表9試合目での初ゴールだった。後半25分、結果的にはチームを助ける2点目を決めた日本代表DF三浦弦太(G大阪)は「あまり初ゴールは意識していなかったけど嬉しい」と率直に振り返った。

 1-0のまま攻めあぐねる展開が続いた後半、G大阪のホットラインがゴールを導いた。この試合、セットプレーのキッカーを担っていたのはMF井手口陽介(G大阪)。右コーナーキックがゴール前に蹴り込まれると、絶妙なポジショニングを見せた三浦がヘディングで沈めた。

「ガンバでも蹴る時は軌道が分かっているし、ボールが本当によかった」。今季途中から再び同じチームでプレーするようになった後輩を称えた三浦。「入り方は昨日もトレーニングしていたので、すごくいい形で出た」と前日の練習を振り返った。

 日本代表は試合前日の9日、現地のクラブチームが使用している練習場でトレーニングを実施。午後6時に始まったため辺りはすでに暗かったが、照明が低い位置にあるうえに光量も不十分だったため、満足にボールを使うことはできなかった。

 それでも「セットプレーは確認だけで実際には練習はできなかったけど、言われていたとおり」と、ゴールは狙いどおりの形。ボールが慣れ親しんだ軌道だったこともあり、「セットプレーでルーズになることがある」という相手の弱点を突くことができたようだ。

 終了間際の失点には「チームとしてクロス対応は修正していかないといけない」と課題も残したが、結果的には三浦のゴールが決勝点。「セットプレーで得点することでチームを助けられることはあるので、さらに得点を狙っていければ」とさらなる量産を誓っていた。

(取材・文 竹内達也)
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