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日本vs中国 試合後の森保一監督会見要旨

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日本代表森保一監督

[12.10 E-1選手権 日本2-1中国 釜山九徳]

 日本代表は10日、EAFF E-1選手権初戦で中国代表と対戦し、2-1で勝利した。

以下、試合後の森保一監督会見要旨

森保一監督「初戦は強敵の中国との対戦で、相手も強いし、初戦ということで非常に難しい戦いだったが、まずは勝ち点3をつかみ取ることができて良かった。応援してくれる方々に勝利を届けられて良かった。準備から、Jリーグが終わって短い時間でほとんどトレーニングができない中、メンタル的にもフィジカル的にも短い時間の中、チームで機能するため一人一人がチームのためと考えてくれたことで勝利できたと思う」

―3バックの手応えは。停滞した時間もあったが、先制点の場面では良さが出たと思うが。
「まずはチームとして機能するという部分で、練習回数が少なく、昨日のシャドートレーニングと今日のミーティングで3バックをトライした中、選手たちは停滞する時間もあり、ミスも出たが、そこもミスがあって当たり前だということを捉えながら続けてプレーしてくれて、3バックでの連係と連動は時間を追うごとにチームとしてスムーズになった。得点の形はおっしゃられたように良さが出たと思っている」

―鈴木武蔵選手は点を取ったが、プレー全体ではチームの中で合っていない気がする。迷っている印象も受けるが、どういうプレーを期待しているか。
「まずはこれまでの代表活動で得点は奪っていなかったですが、今日は得点を取ることができて個人としてよくなったことと、プレーもスムーズになったと思う。攻撃の部分では得点を取ってもらうこと、相手の背後に出ていくことが彼の一番いいところだと思っている。今日はシャドーでプレーしてもらって、スペースがない中でアクセントになってくれた。ただよくなかった部分もあったと思うが、そこは改善してもらいながら、彼の良さであるゴールに向かうことをチームにもたらしてもらいたい。ディフェンスのところではセンターバックとサイドバックに対してボールを追いかけ、守備に貢献してくれたと思う」

―中国代表の監督についてどう思うか。
「彼は42歳だと思いますし、非常に若くして中国代表というチームを率いるということで、中国の指導者を引っ張っていく人物だと思う。もちろん、選手としての経歴も輝かしいものがあり、選手からの信頼もあり、中国サッカー界からの信頼も厚いのだと思う。彼がクラブチームで指揮をしている部分も情報として収集したが、今日の戦い方だけでなく、いろんな戦術を使いこなせる素晴らしい監督と思う。今日の戦いの中で私たちは勝ったからそう聞かれるのだと思うが、どちらが勝ってもおかしくなかったと思う。これからも刺激し合って、より成長させるようにと思っている」

―3バックではより戦術理解度が求められると思うが、森島司選手が輝いたのは普段やっているからという理由もあると思う。3バックにすると判断した理由は。
「3バックも4バックもできる選手を招集させてもらい、このE-1を戦いたいなと思った。これまでの代表活動の中で3バックも試してきたが、4バックのほうが活動の中では選択することが多かった。選手たちの中には3バックで戦っている選手も多いし、そういう経験値を生かしながらわれわれが戦うオプションとして、3バックをやっていくということで決めた。これから先、A代表として4バックと3バックの両方とも、状況に応じてできるようにしておこうというのがある」

―交代選手が2人にとどまった理由は。
「60分ごろから選手交代のことを考えていたが、結果的にはあの形になった。今回の試合をするにあたって、今日先発した選手たちもサッカーという部分では練習を1回もできずに試合をした中で、少しでも試合の中で修正しながらスムーズになっていくということを見ていきたいと思っていたし、選手もそういうトライをしてくれていた。スムーズに行き出したところで、また新たな選手を入れるという部分では、少し交代の部分では時間を遅らせても良いのかなと。3枚目を使おうとは思っていたが、最後に失点をしたところで、それまでやってきた連係連動を持ってそのまま最後までやらせるという判断をした」

●EAFF E-1選手権2019特集ページ

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