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インカレ開幕! 仙台大、新潟医療福祉大などダークホース候補が1回戦突破! 2回戦で関東勢登場:1回戦

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MF嵯峨理久(3年=青森山田高)の活躍で仙台大が2回戦へ

 第68回全日本大学サッカー選手権(インカレ)が11日に開幕した。1回戦では関東、関西のシード校8チームを除く16チームが対戦。仙台大(東北1)、IPU・環太平洋大(中国1)、新潟医療福祉大(北信越1)、東海学園大(東海1)、常葉大(東海2)、中京大(東海3)、びわこ成蹊スポーツ大(関西3)、福岡大(九州1)が2回戦進出を決めた。2回戦は14日に行われる。

 IPU・環太平洋大は宮崎産業経営大(九州3)に4-0で快勝。MF田中翔(4年=佐賀東高)の2得点を含む猛攻を留めることなく、危なげなく2回戦に進んだ。仙台大は桃山学院大(関西4)を3-0で撃破。MF嵯峨理久(3年=青森山田高)が全3得点に絡む活躍を見せた。

 新潟医療福祉大は鹿屋体育大(九州2)と対戦も、前半17分までで3失点。しかし同30分に18年度総体得点王MF小森飛絢(1年=富山一高)が1点を返すと、後半から怒涛の反撃に出る。後半13分にユース時代トップチーム2種登録の経歴を持つMF塚田裕介(2年=横浜FMユース)が、同20分には浦和ユースで10番を着けていたMFシマブク・カズヨシ(2年=浦和ユース)が得点を挙げ、3-3と試合を振り出しに戻した。

 そして新潟医療福祉大は後半41分、来季アルビレックス新潟に加入が内定しているFW矢村健(4年=市立船橋高)が値千金の逆転弾。“曲者”揃いのダークホース候補が4-3で試合をひっくり返した。

 中京大は初出場の高松大(四国)と対戦し、4-1で勝利した。アビスパ福岡内定のFW東家聡樹(4年=福岡U-18)が先制点を挙げると、その2分後にはFW西口黎央(4年=興國高)が追加点。一気に流れを引き寄せると、さらに同38分に西口が、その1分後にはFW久保藤次郎(2年=帝京大可児高)がダメを押した。

 試合終了間際に1失点を喫したものの、中京大が2年ぶりのインカレで快勝。次戦は関東リーグ覇者の明治大(関東1)との対戦となる。

 びわこ成蹊スポーツ大は福山大(中国2)と対戦。前半13分にMF佐藤諒(4年=藤枝明誠高)が先制点を挙げるが、その後は拮抗状態が続く。後半29分にFW井上直輝(4年=立正大淞南高)が自ら獲得したPKを決め、待望の追加点。しかし終盤には福山大DF塚本和輝(3年=如水館高)に失点を食らう。福山大の勢いに圧された場面もあったが、そのまま試合終了。びわこ大が2回戦に進出し、筑波大(関東6)と対戦する。

 東海学園大は東北学院大(東北2)と対戦。2021シーズンの名古屋グランパス加入が内定しているMF児玉駿斗(3年=中央学院高)などがコンスタントに3得点を決め、3-0で1回戦突破を決めた。

 常葉大は北陸大(北信越2)に1-0で勝利。後半アディショナルタイム3分過ぎにルーキーMF加藤隼登(1年=磐田U-18)が劇的ゴールを挙げ、接戦を制した。福岡大は北海道教育大学岩見沢校(北海道)に3-0で快勝している。

 2回戦からは関東リーグ6チームと関西リーグ2チームが登場する(2回戦日程はコチラ)。

1回戦の結果は以下のとおり
【1回戦】
(12月11日)
[AGFフィールド]
宮崎産業経営大 0-4 IPU・環太平洋大
[I]田中翔2(9分、57分)、赤木直人(50分)、岡本奈也(83分)

仙台大 3-0 桃山学院大
[仙]オウンゴール(22分)、嵯峨理久(36分)、岩渕弘人(65分)

[川口市青木町公園総合運動場陸上競技場]
鹿屋体育大 3-4 新潟医療福祉大
[鹿]藤本一輝(12分)、西村光明(15分)、根本凌(17分)
[新]小森飛絢(30分)、塚田裕介(58分)、シマブク・カズヨシ(65分)、矢村健(86分)


東北学院大 0-3 東海学園大
[東]加藤大貴(35分)、児玉駿斗(56分)、白川大吾廊(67分)

[柏の葉公園総合競技場]
北陸大 0-1 常葉大
[常]加藤隼登(90分+3)

福岡大 3-0 北海道教育大学岩見沢校
[福]大熊健太(17分)、井上健太(49分)、今田源紀(84分) 

[浦安市運動公園陸上競技場]
高松大 1-4 中京大
[高]蓬莱優比(90分+3)
[中]東家聡樹(13分)、西口黎央2(15分、38分)、久保藤次郎(39分)


びわこ成蹊スポーツ大 2-1 福山大
[び]佐藤諒(13分)、井上直輝(74分)
[福]塚本和輝(81分)


●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

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