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J2長崎内定FW毎熊不発の桃山学院大、今季は初戦敗退「相手にとって怖い選手になりたい」

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FW毎熊晟矢は得点できなかった

[12.11 大学選手権1回戦 仙台大3-0桃山学院大 AGFフィールド]

 昨年は2回戦に勝ち上がった桃山学院大だが、今年は1回戦敗退となった。卒業後、V・ファーレン長崎に入団することが決まっているFW毎熊晟矢(4年=東福岡高)は「相手に優位に試合を運ばれて、自分たちの攻撃の色がなかなか出せなかった」と唇を噛んだ。

 昨年はリーグで18得点6アシスト。その得点力が評価されて、今年3月と4月に長崎の練習に参加。8月に正式に獲得オファーが届き、入団が内定した。また最終学年もマークが厳しくなる中でリーグでは10ゴール5アシストとしっかり結果を残し、2年連続のインカレ出場権獲得に大きく貢献する活躍をみせていた。

「上手くいかない時期もあったけど、そんな時期でもプロに行くことを目指してやってきたわけじゃなくて、常にプロに行って活躍することを意識して行動してきた。でもまだまだ甘い。憧れはフィルミーノ(リバプール)。ゴールも取れて周りも使える、相手にとって怖い選手になっていきたいです」

 昨年度超えを目指して臨んでいた大学生活最後の大会だったが、完封負けで終戦。「チームを引っ張ってきた選手として無得点で終わったことが情けない」と責任を背負いこんだ毎熊だが、「警戒された中でもやれないとこの先やっていけない。技術もそうですし、特にメンタルの部分を磨き上げていきたい」と更なる精進を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)


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